モノづくり産業教育イニシアチブ モノづくりの未来のために 日刊工業新聞社

モノづくり産業教育イニシアチブとは・・・
 景気回復が鮮明になる中、企業は人手不足に頭を痛めています。現場の主たる担い手を育成することが課題となっており、高校や高専に企業が求める人材の姿を理解してもらうべきだという声も強まっています。これを受け、日刊工業新聞社は学校・教員を対象に1年間の無償モニターを募集いたします。生徒が企業の実情や技能研修体制を知ることにより、モノづくり産業への就業意欲を高めることも期待できます。この機会にぜひ授業、図書館での閲覧、進路指導などにお役立て下さい。

募集対象

高校、高専の技術・知的財産権教育担当、就職担当の教員の方。
※ひとつの学校からの複数の教員の応募も受け付けます。

 

応募方法

申込書に必要事項を記入し、メールFAXでお申し込み下さい。簡単な審査後、モニターになっていただく方に事務局からご連絡いたします。

注意事項

  • すでに学校などでご購読いただいている場合、購読を中止して無償モニタープランと置き換えることはご容赦下さい。
  • 無償モニター終了後に簡単なアンケートにご協力願います。
  • 無償モニタープランは企業の協賛により運営いたします。運営予算の関係で配達開始まで時間がかかることがあります。
  • 特定の企業が教員を指名したり、利用条件をつけたりすることはありません。また申込者の情報は協賛企業には開示しません。ただし無償モニター希望理由とアンケート結果は、個人名を伏せた上で協賛企業にお知らせします。この運動を外部に紹介する場合に使わせていただくことがあります。
  • 個人情報などは日刊工業新聞社の個人情報保護方針(http://www.nikkan.co.jp/privacy/)に準じて適切に処理します。この運動に関係した連絡以外では使用しません。
  • 万が一、販売店から請求があった場合、無償モニターである旨をお伝え願います。支障がある場合にはお手数ですが事務局にご連絡ください。
  • 異動や転居などにより無償モニターをやめる場合、事務局にご連絡ください。
「モノづくり産業教育イニシアチブ」 無償モニター申込書

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お問い合わせ

「モノづくり産業教育イニシアチブ」事務局 (日刊工業産業研究所内)
TEL:03−5644−7113 FAX:03−5644−7294
sanken@media.nikkan.co.jp

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特集 Vol.2

光る技・輝く人−ゼネコンの人材育成、やる気引き出し現場に活気

 大手ゼネコンでは建設現場の第一線で活躍する若手技能者の育成が急務になっている。鹿島、大成建設は充実した研修制度、報奨制度を導入し、やる気を引き出している。清水建設は「技能グランプリ」への参加などを通じ、研さんを積ませる。”光る技 輝く人“で魅力ある現場にしようと各社、知恵を絞っている。

■清水建設/木工技能を競技会で披露
 技術の研さんと継承−。清水建設は熟練技能者が日本一を競い合う全国大会「技能グランプリ」に参加し、若手の育成に力を入れている。東京木工場の技能者が日頃磨きをかけた”匠の技“を披露する晴れの舞台にもなっている。

第26回大会「家具部門」で優勝した池之上さん
 技能グランプリは2年に一回の開催で、年齢に関係なく、厚生労働省の指定国家検定制度に合格した技能士が出場できる。競技職種は家具、婦人服・紳士服製作、石工、建築大工、旋盤、ガラス施工など30種に及ぶ。
 清水建設は第15回大会(1996年)以降、四回の優勝に輝いている。第26回大会(11年)の家具部門で優勝し、厚生労働大臣賞を受賞した東京木工場の池之上拓也さんは、当時、入社10年目だった。第25回大会(09年)は緊張のあまり選外。その悔しさをバネにして研さんを積み、二回目の挑戦で栄冠を勝ち取った。現在はその経験を生かして後輩を指導し、木工技術・技能を継承している。
 一方、技術研究所では、モノづくりの楽しさを伝えるため、全国の青少年らを対象とする公開講座「シミズ・オープン・アカデミー」を開催している。過去・現在・未来の建設技術や建物、命を守る防災対策技術、社会を支えるインフラ技術などを講義し、建設業の魅力を伝える。08年9月の開講以来、国内外の3万人以上が受講している。
 施設見学を中心にモノづくりの楽しさを体験できる「テクニカルツアー」では、高校生向けのプログラムも用意している。15年8月に夏休み高校生セミナーを開催し、地震防災をテーマとした講義、研究所施設での地震体験やビオトープでの生物観察などを行った。今後も多彩なプログラムを企画し、建設やモノづくりへの関心を深め、建設業全体のイメージアップにつなげる考えだ。

■鹿島/資格取得で受講料を助成

 鹿島は鹿島事業協同組合連合会と連携して技能者を育てている。鹿島事業協同組合連合会は全国11事業協同組合で構成しており、施工の中核を担う協力会社約950社が加盟している。各事業協同組合は、下部機関として若手経営者や後継者で組織する青年部の鹿世会も置いている。
鹿島マイスターが現場で活躍
 全国建設産業教育訓練協会が運営している建設技術者・技能者の育成施設「富士教育訓練センター」(静岡県富士宮市)を積極的に活用しており、技術・技能の習得や資格検定対策などの27コースの受講料の全額を助成している。2015年度の鹿島事業協同組合連合会の利用者数は11月末現在で27社85人と、過去3年間で最高となった。受講者からは「資格を取得できた」「しっかりとした技術を身につけられる」「大きな視点で仕事を見つめ直せた」といった声があがっている。
 鹿島は優秀な技術者・技能者を評価する制度も整えている。現場で働く技能者、施工の現場責任者である職長のうち、優秀な人材を「鹿島マイスター」として認定し、1日当たり1000円の手当を支給する。マイスターの中でも特に優秀な人材は「スーパーマイスター」に認定し、同3000円を支給する。現在、スーパーマイスター30人、マイスター283人が活躍しており、ヘルメットで認定マークが輝いている。このほか、円滑な施工に貢献した技術者・技能者向け報奨金制度「新E賞」も設けている。毎年度に約200人を選定し、年額10万円を支給する。受賞者のヘルメットには「E」のマークが記される。
 今後、スーパーマイスター100人、マイスター500人、新E賞200人の計800人の認定を目指している。計画的な人材育成による施工力の向上とともに、手厚い評価制度によって技能者のやる気を引き出し、現場の活性化につなげている。

■大成建/研修センターで猛特訓
 大成建設と大成建設倉友会連合会は、研修施設「鴻巣研修センター」(埼玉県鴻巣市)を6月に開設した。大成建設倉友会連合会の会員約600社を対象に、土木分野での新人研修のほか、入社5年目、10年目の職員・職長の技能者スキルアップ研修などを実施した。新人研修には会員企業の1・2年次の社員35人が参加し、約1カ月半の日程で安全管理・品質管理・施工管理、測量実習、玉掛けや建設機械運転の技能講習などの現場実務を学んだ。
大成建設倉友会連合会の新人研修(測量)
 また大成建設の全国の主要支店などで、1級土木施工管理技士資格取得ための受験対策研修も開いている。さらにトンネルやダムなどの工種別の専門研修も好評で、受講生からは「土工事コースも開設ほしい」といった声があがっている。充実した研修制度が強みとなっている。
 一方、建築分野では、協力会社向けに次期経営者を対象にした全国研修会を9、11の両月に開催した。地方から参加した受講生からは「地域では交流する機会が少ない。同じ目的の仲間との交流は大変に有意義であり、今後も継続してほしい」といった声があった。
 技能者向け報奨制度も拡充している。13年に土木分野で「土木優良技能者報奨制度」を導入した。施工管理能力や現場への専属率などを勘案して優れた職長に1日当たり報奨金2000円を支給するもので、15年は109人が対象だった。
 建築分野では、95年に「一級職長制度」を導入し、東京、千葉の両支店で運用を開始した。7項目の認定基準などで判定する。14年から全社で展開。15年6月時点で742人を認定し、報奨金1000円を支給している。さらに15年11月には、新たに「特級職長制度」を導入し、30人を認定した。報奨金3000円を支給している。こうした処遇改善が、優秀な人材の定着率の向上につながっている。

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特集 vol.1 “場所の誇り”をかけて技を競う「三菱電機グループ技能競技大会全社大会」