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今年の工作機械受注見通し、1兆4500億円に上方修正 日工会
日本工作機械工業会(日工会)は21日、2021年の工作機械受注見通しを前年比60・8%増の1兆4500億円(21年1月予想は1兆2000億円)に上方修正した。19年比でも17・9%増となり、新型コロナウイルス感染拡大前の水準を上回る見込み。海外主要国の経済対策やペントアップ(繰り越し)需要を受け、年初想定以上に設備投資が活況で年内も続くと予想する。
外需を同73・2%増の1兆円(同7500億円)に修正した。欧米で好調が持続。建設機械などで一服感のある中国についても「10月以降もまだまだ堅調に推移する」(稲葉善治日工会会長=ファナック会長)とみる。
内需は同38・7%増の4500億円で据え置いた。ただ「補助金の押し上げ効果も出ており、強含みとみている」(同)とした。
(日刊工業新聞電子版 2021年9月22日付)