トピックニュース

タンガロイ、内径溝入れ加工用工具を発売 最小加工径10.5mm

 
内径溝入れ加工用工具「アド・インターナル・カット」

内径溝入れ加工用工具「アド・インターナル・カット」

 タンガロイ(福島県いわき市、木下聡社長)は、最小加工径10・5ミリメートルから対応可能な内径溝入れ加工用工具「アド・インターナル・カット=写真」を発売した。4コーナ仕様インサート(刃先交換チップ)と独自の高剛性クランプ機構の採用により、高精度で安定した内径溝入れ加工を実現する。

 インサートとホルダーの計9製品をそろえた。価格はインサートの「TCIG10―150―010 AH725」が2266円(消費税込み)、ホルダーの「A12H―STCIR10―D105」が3万4650円(同)。初年度800万円の販売を見込む。

 インサートは3カ所で保持する機構により、高剛性で優れた刃先繰り返し位置精度を持たせた。また、両面仕様で取り付け方向に勝手がなく、左右どちらの勝手のホルダーにも同じインサートを共用できる。

 ホルダーは全て内部給油仕様。切れ刃の近くに直接給油することで寿命延長のほか、確実に切りくず排出を促す効果が見込める。

(日刊工業新聞電子版 2021年9月30日付)