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OKK、立型MC納期短縮 設計から見直し

 

 OKKは11日、主力の立型マシニングセンター(MC)「VMRシリーズ」を刷新し、15日に発売すると発表した。受注から出荷までのリードタイムを短縮するため、モジュール生産が可能になるよう設計レベルから見直した。生産が軌道に乗った段階で従来比約3分の2の約1カ月まで短縮できると試算している。同社は年間約600台の工作機械を販売。その6割以上を新機種とする計画だ。

 発売するのはテーブルサイズが800ミリ×420ミリメートルの「VM43RⅡ」、同1050ミリ×560ミリメートルの「同53RⅡ=写真」、同1550ミリ×760ミリメートルの「同76RⅡ」の3機種。消費税抜きの本体価格は1680万円からで、従来機から据え置いた。これまで側面にあった摺動(しゅうどう)面自動給油装置など日常点検が必要な機器を背面に集約し、保守作業を効率化した。

(日刊工業新聞電子版 2021年10月12日付)