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3万回転時に高トルク 仲精機、中間軸スピンドル開発

 

 仲精機(大阪府守口市、後藤勝一社長)は、電気自動車(EV)のモーター試験に対応する中間軸スピンドル「インターメディエイト スピンドル=写真」を開発した。使用回転数が毎分2万回転と同3万回転の2機種あり、11月から順次受注を始める。価格は非公表。初年度の売り上げ目標は2機種合計で5600万円。2025年に年100台の販売を見込む。

 3万回転を実現した機種にはセラミックスベアリングを使用。従来のスピンドルでは高回転時にトルクが弱まっていたが、3万回転時にも高トルクを維持できる。回転方向は両方向で、マイナス20度Cから最高80度Cまでの環境試験をクリアした。

 20日から名古屋市港区で開かれる展示会「メカトロテックジャパン2021」で実機を出展する。

(日刊工業新聞電子版 2021年10月13日付)