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松浦機械、420mm対応の5軸MC入門機投入

 

 松浦機械製作所(福井市、松浦勝俊社長)は13日、5軸制御立型マシニングセンター(MC)の入門機「MX」シリーズで、最小型機をベースに加工部品サイズを27%大きい直径420ミリメートルまで対応した、自動化仕様の「MX―420PC10=写真」を発売したと発表した。付属の専用パレットチェンジャー(PC)を大型化しつつ、コンパクト設計が特徴。価格は消費税込みで3795万円。11月から月3台の生産・出荷を目指す。

 加工部品の最大サイズは直径420ミリ×高さ300ミリメートル。従来の「MX―330PC10」の最大サイズ(直径330ミリ×高さ300ミリメートル)より大型部品に対応した。従来の小型機種「MX―330」の本体仕様を踏襲し、PC設計の工夫で全体占有スペースは長さ方向で371ミリメートル、幅483ミリメートルの拡大に抑えた。

 MX―330は同社の5軸MCの入門機となる売れ筋製品。入門機の選択肢を増やし、拡販につなげる。

(日刊工業新聞電子版 2021年10月14日付)