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キラ・コーポ、立型MC改良 工具交換速度を3割向上

 
主軸30番MC「PCV―30S」(右)と3軸制御ロボット

主軸30番MC「PCV―30S」(右)と3軸制御ロボット

 キラ・コーポレーション(愛知県西尾市、大竹健二社長)は、主軸30番の立型マシニングセンター(MC)を改良し「PCV―30S」として発売した。工具交換速度を3割向上し生産性を高めた。主軸を4種から選べ、消費税抜きの価格は680万円から。自動車部品向けを中心に月10台の販売を目指す。

 新主軸モーターの採用で動力伝達をベルト式から直動にした。これにより駆動から加工、加工から停止の時間を短縮し工具交換時間を削減した。基本ストロークはX軸500ミリ×Y軸400ミリ×Z軸300ミリメートル。主軸は基本仕様が毎分1万回転。同1万5000回転、同2万4000回転、同1万回転の高剛性タイプも選べる。

 自動化の要求に応え、本体横から加工対象物(ワーク)を投入・取り出しできる3軸制御のロボットも発売した。消費税抜きの価格は250万円。専用ロボットハンドは同80万円。

(日刊工業新聞電子版 2021年10月26日付)