※印は共同出展者
記載しております社名は、ご出展時の名称です。
出展分野 | 出展者名 | 出展製品 |
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ア行 | ||
周辺機器、評価/検査/測定 | RMFジャパン | 洗浄工程における品質課題/異物・油分トラブルを解決!除去効率99.98%(βx>5000)BETAXマルチリキッドフィルタを展示します。 |
洗浄装置・システム | アイオン | 高機能スポンジ・多孔質体を各種展示 |
洗浄装置・システム、洗浄剤、評価/検査/測定、防錆油、その他 | アクア化学 | 当社は洗浄機・洗浄剤・加工油を製造するトータルメーカーです。加工から洗浄までご提案いたします。 |
洗浄装置・システム、評価/検査/測定 | アクトファイブ | 5槽式全自動洗浄機と搬送と揺動の実演。油分濃度測定器とそのデモ測定を実施。 |
洗浄装置・システム | ASTI | LaBellAS(ラべラス)、超音波振動を用いた清掃ツール |
洗浄剤、受託、その他 | 安藤パラケミー | 炭化水素系洗浄剤VCクリーン、エクソンモービル社アイソパー、エクソール、除菌アルコールのご提案 |
洗浄装置・システム | Eプラン | SAIWは99.9%が純水。環境と人に優しい洗浄、除菌、防錆を叶える「SDGs」の新しい洗浄をご提案 |
水処理 | イガデン | 無薬品による電気分解水浄化装置。クーリングタワー、排水処理、アルカリ水生成装置のご紹介。 |
高圧洗浄、洗浄装置・システム | イトー技研 | 石油タンク底板の塗膜剥離を受託する会社です。微量の粉塵、産廃を出さずに短工期・低コストで仕上げます。 |
洗浄装置・システム | ウィルヴィー | フッ素系溶剤用洗浄装置のご紹介/炭化水素系溶剤用洗浄装置のご紹介 |
洗浄剤 | AGC | 環境も、安全も、性能も。GWP1未満のフッ素系洗浄剤AMOLEA AS-300 |
高圧洗浄 | エヌエルシー | ウォータージェット洗浄及びハツリ関連ツールス・ノズル、エアロータリーガン、超高圧水対応防護服等 |
洗浄装置・システム、洗浄剤 | NCH Japan | 水溶性洗剤を使った環境に優しく、高性能パーツ洗浄機トレント |
洗浄剤 | ENEOS/ENEOSサンエナジー | 高機能炭化水素系洗浄剤「NSクリーン®」の製品紹介と洗浄方法についてのご提案 |
周辺機器 | 荏原製作所 | 産業洗浄装置への組込等、各種の製造プロセスに幅広くご利用いただけるポンプ、周辺技術をご紹介します。 |
ファインバブル、洗浄剤、水処理 | エンバイロ・ビジョン | ファインバブル発生装置「YJノズル」を応用した洗浄、水処理。リユース可能な洗浄剤バイオサークルの展示 |
洗浄装置・システム、回収・再生装置 | 大川興産 | 作業者・職場環境・出荷される製品にとって、最も環境面を考慮した洗浄装置・洗浄システムを提案致します。 |
洗浄装置・システム | オーセンテック | 水道水を使用した、人と環境に優しい洗浄機!洗浄から乾燥まで全てが詰まったオールインワン洗浄機! |
洗浄装置・システム、洗浄剤、周辺機器 | オタリ | オタリ株式会社 独自の優れた超音波洗浄機、音圧計、金型洗浄機を展示いたします。 |
カ行 | ||
洗浄装置・システム | カイジョー | 超音波洗浄機、超音波応用機器、超音波評価装置およびソノケミストリー機器。 |
周辺機器 | ガリュー | 洗浄用スプレーノズル、特殊エアーブローノズル、及び、特殊ノズルを用いた集塵機用フィルター洗浄機など |
洗浄剤 | 川研ファインケミカル | 水系洗浄剤や弊社界面活性剤をご紹介します。また水系洗浄剤の実際の泡質や泡切れの様子を展示します。 |
水処理 | キッツ | 中空糸膜、膜ろ過装置、促進酸化処理装置など、水・液体処理に関する製品や技術を取り揃えております。 |
※キッツマイクロフィルター | ||
※清水合金製作所 | ||
※東洋バルヴ | ||
洗浄装置・システム | キョウデンプレシジョン | 炭化水素系一槽式真空洗浄乾燥機。装置EMS(装置受託製造)のご案内。コンビニエンス工場を目指します。 |
洗浄剤、周辺機器、評価/検査/測定 | クール・テック | 各種界面活性剤の代替としてSDGsの観点からも注目されているアルカリイオン水生成装置の実演展示など |
洗浄装置・システム、洗浄剤、回収・再生装置 | クリンビー | 炭化水素系、新型溶剤向け洗浄機の実機を多数展示致します。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。 |
洗浄装置・システム | クレオ | よく洗える!よく乾く!洗浄機、洗浄剤を活用した通い箱洗浄の省人化をご提案いたします。 |
洗浄剤、その他 | クロロカーボン衛生協会 | 塩素系溶剤の特徴と適正使用について。適正使用ハンドブック改訂3版のご案内など、情報提供します。 |
洗浄剤 | ケムインター | 生分解性で環境配慮型の工業用洗浄剤。全国の鉄道車両の洗浄、及びビルや道路の洗浄で永く実績があります。 |
洗浄剤、評価/検査/測定、受託 | 光貴スペーステクノロジーズ | 精密洗浄作業、清浄度検査、各種試験、ディーゼル排気系装備品の洗浄剤紹介、ニーズに対応する洗浄剤の開発 |
周辺機器 | 国際電気セミコンダクターサービス | 超音波洗浄用高周波/低周波発振器および振動子、実機展示 |
その他、加湿装置 | コスモテック | FRIENDLY CT-AQ10H/UruOs-50/加湿器いつも |
サ行 | ||
水処理 | 三泰産業 | 固定床物理/生物ハイブリッド濾過材、各種カートリッジフィルター、FRPタンク等の水処理関連部品 |
洗浄装置・システム、洗浄剤 | JFE商事エレクトロニクス | 工業用金属加工部品脱脂及びコンタミ洗浄用炭化水素洗浄剤及び洗浄機。主に東南アジアにて在庫販売展開中。 |
ファインバブル | 塩 | ファインバブルが「水の質」を高めます!SIOはエアーや動力・電力が不要なファインバブル生成装置です。 |
洗浄装置・システム | 澁谷工業 | 3次元ノズルと混気ジェットを採用したタンク洗浄機の実演展示と各種洗浄システムの紹介 |
洗浄装置・システム、洗浄剤、回収・再生装置 | ジャパン・フィールド | 真空濃縮装置「オイルフィールド」 |
その他 | 潤滑通信社 | 月刊誌「潤滑経済」洗浄特集号の配布やWEBサイト「ジュンツウネット」洗浄ガイドのご紹介など |
周辺機器、送排風機 | 昭和電機 | 局所排気装置、ミストコレクタ、水切・乾燥用送排風機、工場の作業環境改善 |
ファインバブル | ジョプラックス | マイクロナノバブル発生装置、オゾンマイクロナノバブル発生装置 |
高圧洗浄、洗浄装置・システム | スギノマシン | エンジン式超高圧プランジャポンプ、ウォータージェットアタッチメント |
周辺機器 | スコットプランニング | 真空ポンプ・真空計・フィルター等を展示。ブースでは修理、真空システム提案から設置までご相談承ります。 |
洗浄剤 | セントラル硝子 | 消防法・有機則に非該当 不燃で洗えるフッ素系洗浄剤の決定版!!CELEFIN® 1233Z |
洗浄装置・システム | ソルベックス/J.P.C | 新世代フッ素系洗浄剤SOLVIAと低消耗型精密洗浄装置ソルラボで洗浄コスト削減と環境対応を目指します。 |
タ行 | ||
洗浄装置・システム | タイセイクリンケミカル | クリンベストZERO 縦型密閉式による低消費化 ウルトラヒートで乾燥性を向上 ウルトラクールで液の回収効率を向上 |
水処理 | 大生工業 | 新素材を使用した油水分離製品。油水分離前処理ドラムフィルタユニット、サイクロン式ウォーターセパレータ |
水処理 | タキエンジニアリング | 液中に分散する水溶性切削油・乳化油等の油分やコロイド粒子、顔料を分離吸着するフィルターを展示します。 |
洗浄装置・システム | 田邊空気機械製作所 | ドライ&ドライ 3in1が創る コンテナ洗浄の新常識 |
その他 | 超音波工業会 | |
送排風機 | ディ・アイ・エンジニアリング | コンプレッサーはもう古い!国内で1500台実績の高圧・大容量のブロワーで省エネ・CO2削減を実現! |
洗浄装置・システム | TAKE-GEN | 減圧脱水乾燥装置(TAKE-GEN)、深冷装置の実機展示。溶剤回収装置、IPA脱水装置のパネル展示。 |
水処理 | 帝人フロンティア | 最先端膜技術を使用した油水排水処理装置を展示。コストダウンとCO2排出、水使用量削減で環境に貢献。 |
洗浄装置・システム | 東光技研工業 | ブース内反転機構付き容器洗浄システム・各種二次元回転式・三次元回転式洗浄ノズルを展示します。 |
洗浄装置・システム、洗浄剤、周辺機器、回収・再生装置、水処理、防・除錆材 | 東製 | 安全で環境に優しい水系洗浄システムとして洗浄液、洗浄機、洗浄液リサイクル装置をトータルで提案します。 |
洗浄装置・システム | 東成エレクトロビーム | 環境・作業者にやさしい洗浄方法でSDGs対応!溶剤不要かつ作業負荷も軽減できるレーザクリーニング装置 |
洗浄剤 | 東ソー | 炭化水素系高機能洗浄剤、及びノンハロゲン非引火性洗浄剤。WSエマルジョン洗浄デモ実演予定。 |
洗浄装置・システム | 常盤商事 | 即納期の洗浄装置、その他短納期の制御機器、リサイクル洗浄装置 |
※未来超音波技術 | ||
洗浄剤 | トクヤマMETEL | 顧客ニーズにあった洗浄剤の提案、洗浄以外の製品サービスを提供する事で、ワンストップサービスを展開する |
※トクヤマ | ||
ナ行 | ||
高圧洗浄、周辺機器 | 直本工業 | 水蒸気で洗浄!高圧スチームのパワーで洗浄。洗浄液を使用しないクリーンな洗浄機です。 |
洗浄装置・システム | 中農製作所 | 業界最小クラスのコンパクト型で高乾燥なシャワー式水系洗浄機。協働ロボットによる自動化ライン。 |
高圧洗浄、洗浄装置・システム | 日進機工 | 新製品のプランジャーポンプユニットを始め、各種ウォータージェット装置や工法を紹介。 |
洗浄装置・システム、洗浄剤、乾燥炉 | 日伸精機 | ラインナップは小型標準機から大型専用機まで。産業部品洗浄の様々なお悩みを解決・サポート致します。 |
洗浄剤 | 日本アレックス | 昇降揺動機能付超音波洗浄装置、熱風吸引乾燥機、高効率超音波洗浄器、超音波ホモジナイザーなど |
高圧洗浄 | 日本ウォータージェット学会 | |
※秋田大学 | ||
※アシレ | ||
※アマノ機工 | ||
※金沢工業大学 | ||
※岐阜工業高等専門学校 | ||
※ケミカル工事 | ||
※澁谷工業 | ||
※スギノマシン | ||
※帝国繊維 | ||
※東京大学 | ||
※日進機工 | ||
※日本建設機械施工協会 施工技術総合研究所 | ||
※日本大学 | ||
※ワイビーエム | ||
洗浄装置・システム | 日本エマソン ブランソン事業本部 | 多彩な周波数ラインナップで高品質な洗浄を実現するGCX超音波洗浄機、およびホーン洗浄システムのご紹介 |
その他 | 日本産業洗浄協議会 | |
高圧洗浄 | 日本洗浄技能開発協会 | |
その他 | 日本防錆技術協会 | |
ハ行 | ||
周辺機器 | 林ステンレス工業 | ステンレスバスケット、洗浄用器具類、ストレーナーなどオーダーメイド品のサンプルほか |
その他 | P・C・Gテクニカ | ビル・マンション排水管を更生できるライニング工法「P・C・GFRPサポーター工法」を紹介。 |
高圧洗浄 | BC TAECHANG | 1.High pressure pump unit on truck 2.Hose feeding machine 3.blasting robot |
洗浄装置・システム | 平出精密 | 水で洗う!1個流しから出来るインラインスパイラル洗浄機。スパイラル機構により洗浄作業を自動化します。 |
ファインバブル | ファインバブル産業会 | |
洗浄装置・システム | ファインマシーンカタオカ | 国際社会に求められているSDGs・カーボンニュートラルへの貢献ができるヒートポンプ式液加湿システム |
洗浄装置・システム | physical photon | 1.5kW及び500Wの高出力レーザクリーナーを紹介させて頂きます。 |
洗浄装置・システム | プリス | スマートシングルアーム洗浄システムWeil |
受託 | HOKUSHI/HOKUSHコンサルティング | カーボンニュートラル実現に向けた商材・技術・サービス及び各種受託業者をお客様視点で斡旋・紹介します。 |
※HKSトレーディング | ||
洗浄装置・システム | 本多電子 | 金属脱脂等の強力洗浄から半導体向けの精密洗浄まで、お客様にぴったりな超音波洗浄機をご提案します。 |
受託 | 本間産業 | 受託洗浄専門業の設備紹介及び品質管理、残留油分測定等の取組紹介 |
マ行 | ||
回収・再生装置 | マシンテック中澤 | 延伸増幅機能付湿式サイクロン分級機。小型低コスト。機種φ35φ48φ75多連型φ10φ25φ35各5連型と微粒子用に最適。 |
洗浄装置・システム、洗浄剤、回収・再生装置、水処理 | マツケン | 水系洗浄剤・洗浄装置・廃水処理装置・含水IPA再生装置 |
洗浄装置・システム、洗浄剤、周辺機器 | 武蔵テクノケミカル | 1液水系脱脂洗浄剤MA-60シリーズ&洗浄システム1水濯ぎ不要、蒸留可、非危険物及び1槽式真空洗浄機 |
回収・再生装置 | モリカワ | 有機溶剤ガス回収装置REARTH®シリーズとその対策事例 |
洗浄装置・システム | 森合精機 | コンプレッサーもブロワーも使わずに洗浄後のワークを乾燥させる、エアレス洗浄乾燥機 |
ヤ行 | ||
洗浄装置・システム、ホコリ対策 | 薮内産業 | 除電と除塵が同時に行える画期的なシステムのご提案です。ホコリでお困りのお客様は是非お立ち寄り下さい。 |
洗浄装置・システム | ユニラムジャパン | 洗浄装置 溶剤再生装置 洗浄剤 |
洗浄剤、その他 | 横浜油脂工業 | 精密洗浄剤、表面改質剤を出展予定 |
評価/検査/測定 | ヨメザ・ジャパン | ISO16232完全準拠のコンタミ自動分析装置(デモ実施)及びろ過用フィルター関連アクセサリーの展示 |
ラ行 | ||
ファインバブル | リスニ | 超微細浸透水発生ノズルと循環装置 通水するだけで塩ビから尿石を剥がす 汚泥減少・節水・省コストを実現 |
洗浄剤 | ケムインター | 生分解性で環境配慮型の工業用洗浄剤。全国の鉄道車両の洗浄、及びビルや道路の洗浄で永く実績があります。 |
水処理 | 三泰産業 | 固定床物理/生物ハイブリッド濾過材、各種カートリッジフィルター、FRPタンク等の水処理関連部品 |
洗浄装置・システム | 中農製作所 | インラインに最適な高速洗浄・高速乾燥の小型部品洗浄機『洗浄小町』 |
周辺機器 | 林ステンレス工業 | ステンレスバスケット・遠心乾燥機用バスケット・洗浄器具類など。(オーダーメイドサンプル) |
洗浄装置・システム | 平出精密 | 水で洗う!1個流しから出来るインラインスパイラル洗浄機。スパイラル機構により洗浄作業を自動化します。 |
洗浄剤、その他 | 横浜油脂工業 | 精密洗浄剤、表面改質剤を出展予定 |
―「洗う」に関するご相談承りますー
会場:西1ホール W-79
概要
日頃お困りのことや普段からの疑問をお気軽にご相談ください。
各分野のエキスパートが無料でご質問にお答えします。
対象出展団体(主な取扱い分野)
日本産業洗浄協議会(モノづくり洗浄)/日本洗浄技能開発協会(高圧洗浄)/超音波工業会(超音波)/日本ウォータージェット学会(高圧洗浄)/日本防錆技術協会(防錆・防食)/クロロカーボン衛生協会(塩素系溶剤)
日本産業洗浄協議会(JICC)洗浄相談担当一覧
洗浄剤 | 洗浄装置 | ||
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10/19(水) | AM | 東ソー | JICCシニアアドバイザー |
PM | 荒川化学工業 | ジャパン・フィールド | |
10/20(木) | AM | 日本ソルベイ | デンヨー |
PM | トクヤマMETEL | クリンビー | |
10/21(金) | AM | AGC | 東製 |
PM | ENEOSサンエナジー | ウィルヴィ- |
質問1 新たに湿式の洗浄工程を導入(あるいは現状工程の改善)をしたいのですが、どのような点に着眼したらよいですか。具体的に教えて下さい。
質問2 洗浄評価とはどのようなものですか
質問3 洗浄工程の省エネ、省資源化を図る具体的な事例はありますか。
質問4 異物除去を目的とした洗浄において、被洗浄物に残留した微粒子(パ-ティクル)を評価する手法にはどのようなものがありますか。
質問5 アルカリ洗浄やめっきなどの表面処理における水洗工程の基本的な考え方を教えて下さい。
質問6 防錆油を塗布した金属部品が、保管中に腐食してしまうことがあります。NaCl 等の腐食を促進するような物質が付着した金属部品に、防錆油を塗布するときの注意点は何でしょうか?
質問7 エアゾール検査で50℃の水槽へ浸漬後にエアブローして保管。鉄製のエアゾール管上部が錆びる。ごく薄い油膜で検査して悪影響がない防錆油はありますか。
新たに湿式の洗浄工程を導入(あるいは現状工程の改善)をしたいのですが、どのような点に着眼したらよいですか。具体的に教えて下さい。
省エネ化やコスト低減など、環境に優しく、なおかつ合理的な洗浄工程が望まれています。洗浄工程における工程設計や工程改善の参考として、主な確認事項を以下に示します。
①洗浄の目的は明確か(洗浄を廃止した場合の問題点を整理する)。
②要求される洗浄品質(清浄度規格)は規定されているか。
③清浄度規格の根拠はあるか。
④汚れが付着する工程は特定されているか。
⑤前工程において洗浄への負荷軽減がされているか。
⑥後工程において付着汚れの影響が少なくなるような配慮がされているか。
⑦洗浄条件は規定されているか。
⑧洗浄条件の上下限も規定されているか。
⑨洗浄条件の管理は実施されているか。
⑩洗浄剤の濃度管理方法や補給要領は規定されているか。
⑪定期的に洗浄後の品質は検査しているか。
⑫現状の洗浄品質は要求される清浄度規格に対し過剰となっていないか。
⑬洗浄液の更新インターバルは規定されているか。
⑭洗浄液の更新インターバルを延長する対策は実施しているか。
⑮洗浄液の浄化装置を設置している場合、所定の液性状や回収率が確保されているか。
⑯洗浄前の汚れの状態に変化はないか。
⑰洗浄液のロスや持ち出し量を低減する工夫はしているか。
⑱洗浄剤の選定理由は明確か(適正を検証する)。
⑲洗浄液の循環方法や洗浄姿勢など洗浄効率を向上させる工夫はしているか。
⑳洗浄工程から発生する廃油、廃液などの再利用を検討したか。
洗浄評価とはどのようなものですか
洗浄工程を設計する場合、最も重要なことは被洗浄物の要求品質(清浄度)を明確にすることです。洗浄に要求される清浄度は、被洗浄物にとって適正なものでなければなりません。当然、過剰な清浄度を設定すると洗浄のコストアップにつながります。また、「汚れなきこと」といった曖昧な設定も不適切です。すなわち要求される清浄度を定量的に見極めることが、合理的な洗浄工程を設計できることになります。この清浄度の確認作業を「洗浄評価」と呼んでいます。例えば、金属加工部品の洗浄では、加工油の脱脂や加工時に発生する切粉などの異物除去が洗浄の目的となります。被洗浄物に付着した油分量の評価では、付着汚れを有機溶剤などで抽出し、分光光度計を用いた吸光度法で抽出液中の油分量を定量します。また、異物などの固形物汚れは、抽出液をメンブレンフィルターでろ過し秤量する評価を行います。なお、洗浄評価といっても洗浄の現場では、清浄度だけでなく洗浄液や洗浄装置の評価も必要となります。
洗浄工程の省エネ、省資源化を図る具体的な事例はありますか。
省エネ・省資源を追究することは、環境に優しい洗浄工程の実現に加え洗浄コスト削減にもつながります。湿式洗浄では、洗浄液の加温や液切り乾燥に要するエネルギーの使用が多いことが特徴です。省エネ、省資源化の着眼点として、①エネルギーの転換、②操業方法の改善、③ロス防止・再利用、④負荷軽減・高効率化、に大別されます。洗浄工程の場合、設備構造の見直しや現場的な改善で効果を出すことも可能であり、洗浄装置の設計や洗浄工程改善の参考にして下さい。
異物除去を目的とした洗浄において、被洗浄物に残留した微粒子(パ-ティクル)を評価する手法にはどのようなものがありますか。
自動車部品の洗浄では、評価したい試料(部品)に付着した粒子を検査液へ抽出し、その抽出液中の粒子を測定しています。検査液は、フッ素系やアルコールなどの有機溶剤あるいは蒸留水や防錆剤を数%添加した水溶液などを素材への影響を考慮して選定します。粒子の抽出作業は、試料を検査液に浸漬し一定条件で超音波洗浄を行ったり、試料表面へ検査液を掛け流すことにより粒子を抽出します。この抽出液を液体用のパーティクルカウンターで、粒子径毎の粒子数(粒度分布)を測定し、作動油中の粒子を管理する汚染度等級(NAS1638)などで表したりします。あるいは、抽出液をメンブランフィルター(0.45~10μm)でろ過し、フィルター上に採取した粒子の粒度分布を画像処理装置などで観測する方法もあります。さらに簡便な評価としては、抽出液をろ過する前後のフィルターの重量差より、採取した粒子の重量(W)を測定することもあります。
なお、これらの検査手法は、抽出の要領によって評価結果のバラツキが大きくなります。したがって、抽出条件や手順を規定することが不可欠です。また、抽出作業を行う環境や抽出液由来の評価結果への影響も見極め、評価手法を適正化することが肝要です。
アルカリ洗浄やめっきなどの表面処理における水洗工程の基本的な考え方を教えて下さい。
洗浄や表面処理における水洗工程の目的は、被処理物に付着した処理液(薬液)を次工程に持ち込まないように洗い流す(すすぐ)ことであり、要求される水洗品質の確保と効率的な水洗条件を設計することが必要です。
通常表面処理における水洗工程は、一槽以上の複数槽を設ける多段水洗方式が行われます。水洗方式には、並列方式と向流(直列)方式があります。めっきなどの表面処理では、後者の多段向流水洗方式が多く用いられます。多段向流水洗方式における給水量は、式(1)のように近似することができます。
すなわち、水洗工程を多段化することで単純に給水量を減らすことができることを示しています。さらに前工程の薬液濃度(C)を低濃度化することや薬液のくみ出し量(θ)を低減させることでも、給水量を減らせることが分かります。なお、水洗効果(R)を高く設計することは過剰給水につながるので、その見極めが水洗工程の設計の重要なポイントとなります。
防錆油を塗布した金属部品が、保管中に腐食してしまうことがあります。NaCl 等の腐食を促進するような物質が付着した金属部品に、防錆油を塗布するときの注意点は何でしょうか?
一般に、防錆油は清浄な金属表面に塗布されると、金属表面に数μm
程度の薄い油膜を形成し、(1)外部から飛来付着する腐食促進物質の金属表面からの遮蔽作用、(2)防錆油を塗布する時点で金属表面に存在する腐食促進物質を含む水を表面から排除する水置換作用、(3)表面から排除或いは外部から侵入した腐食促進物質の可溶化作用等により、数週間から数年間にわたって、工場など屋内保管中の金属部品の腐食を抑制します。そのため、予め金属表面上に
NaCl
等の腐食促進物質を含む水が微量に存在しても、少量であれば後から塗布した防錆油が無害化して腐食を抑制することは出来ます。しかし、防錆油を塗布する時点ですでに腐食が始まっている場合、並びに水置換が完全に出来ないような部品形状・腐食促進物質の種類である場合には、防錆油の効果が発揮できず短期間に腐食する懸念があります。また、金属表面の
NaCl
水溶液等の腐食促進物質を金属表面から完全に置換・可溶化して無害化出来たとしても、塗布直後に腐食促進物質を油中に可溶化していることで、保管中に外部から侵入する腐食促進物質を無害化出来る能力・期間は低下してしまいます。
したがって、金属部品に防錆油を塗布する際には、腐食促進物質が付着した部品表面を各種洗浄剤で洗浄するなど出来るだけ清浄にして頂くことが、防錆油本来の能力を発揮させることに繋がります。特に、NaCl
水溶液等の腐食促進物質が付着した金属部品、更には水系加工油で加工した部品を長期保管する場合には、水置換性の高い洗浄油や短期防錆油で洗浄した後に長期防錆油を塗布することをお薦めします。
合わせて、塗油、梱包、保管方法や防錆場所・期間、後工程等を考慮して適切な防錆油を選定することが、保管中・輸送中の金属部品をさびや腐食・変色・ステイン等のトラブルから守ることに繋がります。
エアゾール検査で50℃の水槽へ浸漬後にエアブローして保管。鉄製のエアゾール管上部が錆びる。ごく薄い油膜で検査して悪影響がない防錆油はありますか。
水槽中で既に錆発生の原因が生じている可能性があるので、まず水槽中へ水系防錆剤を添加します。対象材が鉄製とのことですのでアルカリタイプを推奨します。アルカリは鉄表面上に保護皮膜層を形成して初期錆を防止します。
エアブロー後は、JIS K 2246
NP-3に規定される水置換性を有する溶剤希釈形さび止め油を用いることを推奨します。主に中間工程の錆止めに使用される防錆油であり、低粘度で薄い防錆油膜が吸着し、急速な水置換を行い金属表面に残存した水分を除去します。
金属表面に残ったアルカリ液に対しても安定で充分な防錆力を発現するタイプもあり、完全な水洗いができない場合の他、水洗い後で濡れたままの金属表面への防錆にも有効です。
準備中