日本弁理士会関東支部主催の「知的財産セミナー2014(さいたま会場)」は、
10月16日(木)に、埼玉県さいたま市の新都心ビジネス交流プラザで開催されました。
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会場風景 |
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はじめに、塩野谷埼玉委員会委員長からの開催挨拶がありました。
次に、共催の公益財団法人埼玉県産業振興後者様からの挨拶に引き続いて、杉岡真紀弁理士、亀崎伸宏弁理士、寺尾康典弁理士、小林義美弁理士、佐藤武幸弁理士による、セミナー「そこが知りたい!知的財産(取得編)」が行われました。セミナーは、「LEDキーホルダー」を題材として、杉岡弁理士がLEDキーホルダーを作った会社の立場にたって知的財産に関する質問を投げかけ、亀崎弁理士、寺尾弁理士、小林弁理士、佐藤弁理士が質問に答えるという、パネルディスカッション形式で行われました。
「他社に簡単にまねされないようにするにはどうすればいいのでしょうか?」という杉岡弁理士の質問に対し、亀崎弁理士の「特許権や実用新案権、意匠権を取得することで、製造や販売を独占することができます。」との回答を皮切りに、主に特許権、実用新案権、意匠権を取得する見地からディスカッションが深まっていきます。 |
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杉岡真紀弁理士 |
亀崎伸宏弁理士 |
寺尾康典弁理士 |
小林義美弁理士 |
佐藤武幸弁理士 |
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質問は、特許権と実用新案権の違い、権利取得に必要となる費用や時間、費用を抑えるための方法、早期に権利取得するための方法、これから出願する場合にいつから販売することができるのか、他社と共同で開発した場合にはどのように対応すればよいか、改良品を検討しているがどのようにすれば権利を取得することができるのか、特許権と意匠権はどちらを取得した方がよいか、日本で取得した特許権は海外でも有効であるのか等、多岐に及びました。
パネラーの方々からは、質問に対して1つ1つわかりやすく丁寧な回答が行われました。現実に起こりえる場面を想定したディスカッションであったので、参加者には、特許権等を取得する方法がより理解できたのではと思います。
最後に、共催者様から中小企業外国出願支援事業や埼玉県よろず支援拠点についてご紹介頂き、2時間のセミナーは16時に終了しました。また、セミナー修了後、埼玉委員会所属の弁理士による無料相談会が開催されました。
11月14日には、関東支部主催のセミナー「知的財産セミナー2014(熊谷会場)」が開催されます。熊谷会場では、今回のセミナーの続編として、「そこが知りたい!知的財産(活用編)」が行われます。多数の方々のご参加をお待ちしております。 |