日本弁理士会関東支部主催の「知的財産セミナー2014(さいたま会場)」は、
11月14日(金)に、埼玉県の熊谷市立商工会館大ホールで開催されました。
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塩野谷埼玉委員会委員長からの開催挨拶 |
公益財団法人埼玉県産業振興公社様からの挨拶 |
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はじめに、塩野谷埼玉委員会委員長からの開催挨拶がありました。
次に、共催の公益財団法人埼玉県産業振興公社様からの挨拶に引き続いて、伊賀誠司弁理士、原田忠則弁理士、木村薫弁理士、有馬百子弁理士、瀬崎幸典弁理士による、セミナー「そこが知りたい!知的財産(活用編)」が行われました。
セミナーは、「LEDキーホルダー」を題材として、伊賀弁理士がLEDキーホルダーの特許を持っている会社の立場にたって知的財産に関する質問を投げかけ、原田弁理士、木村弁理士、有馬弁理士、瀬崎弁理士が質問に答えるという、パネルディスカッション形式で行われました。
「当社が特許を持っている製品と同じ製品を他社が販売している場合、何ができるのでしょうか?」という伊賀弁理士の質問に対し、原田弁理士の「過去はお金で解決し、今後は販売を止めさせたり実施許諾の契約をしたりすることができます。」との回答を皮切りに、ディスカッションが深まっていきます。
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パネルディスカッション風景 |
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伊賀誠司弁理士 |
原田忠則弁理士 |
木村薫弁理士 |
瀬崎幸典弁理士 |
有馬百子弁理士 |
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質問は、何からすることになるのか、侵害品に関する注意点、侵害の判断手法、侵害者の特定方法、製造元が海外の場合、水際対策、警告の方法、代理人を立てることによるメリット、ビジネスレターと内容証明郵便との違い、賠償額の決定方法、裁判の提起の仕方、裁判についての事前の注意事項など、多岐に及びました。
パネラーの方々からは、質問に対して1つ1つわかりやすく丁寧な回答が行われました。現実に起こりえる場面を想定したディスカッションであったので、参加者には、特許権の活用方法がより理解できたのではと思います。
最後に、共催者様から中小企業外国出願支援事業や埼玉県よろず支援拠点についてご紹介頂き、2時間のセミナーは16時に終了しました。また、セミナー修了後、埼玉委員会所属の弁理士による無料相談会が開催されました。 |