オンライン開催
カーボンニュートラルに向かう
社会と雷害対策

2020年10月、政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。これを受けて、電力インフラでの温室効果ガス削減のため、洋上風力発電をはじめとする再生可能エネルギーへの転換など、具体的な政策が着手されようとしています。こうした取り組みが進む一方で、気候変動により雷は増加傾向にあり、雷被害も多発しています。まさにこうした政策の推進に伴う雷被害は深刻化することが予測されています。
音羽電機工業株式会社と日刊工業新聞社は、毎年「雷と雷保護技術セミナー」を開催しております。本セミナーでは、加速するカーボンニュートラルへの取り組みと雷対策の動向について有識者をお招きし、最新の雷対策について実例を交えてご紹介いたします。
また、特別講演として、新型コロナウイルス禍の現状や今後についてお話いただきます。
皆様のご参加をお待ちしております。
音羽電機工業株式会社「第17回雷写真コンテスト」
優秀作品「双雷」
(音羽電機工業株式会社のウェブサイトにリンクします)
日程
日 時:
第1回目2022年6月24日│金│
13 : 30~16 :
50(6月15日(水)申込締切)
第2回目2022年7月22日│金│
13 : 30~16 :
50(7月13日(水)申込締切)
定 員:各回 1,000名(申込多数の場合、抽選とさせていただきます)
参加費:無料(事前申込制)
※同業他社の方のお申し込み・ご参加はご遠慮願います。
※各回同内容となります。原則としていずれか1回の聴講に限らせていただきます。
本セミナーはWEBセミナーツール「Zoomウェビナー」を使用して開催するオンラインセミナーとなります。ブラウザとインターネット接続環境があれば、どこからでも参加可能です。
プログラム
プログラム
講演 1
13:30~14:10
「風力発電、雷について」
株式会社ジェイウインドサービス
代表取締役社長 本庄 暢之 氏
(株)ジェイウインドサービスにて、2021年末時点で全国25カ所278基のJPOWER運営風車の維持管理を行う経験に基づき、風車の落雷対策の特徴や課題、落雷による被害例を報告します。また2011~2012年に、仁賀保高原風力発電所で音羽電機工業(株)と共同で実施した、落雷検出装置の開発経緯についても紹介します。

講演 2
14:20~15:00
「雷被害メカニズム解明を目指した雷電磁界パルスのシミュレーション」
同志社大学 高等研究教育院
所長・理工学部 教授
博士(工学) 馬場 𠮷弘 氏
現代社会の最重要インフラである電力および通信ネットワークにとって、雷電磁界パルスや雷サージは大きな脅威となっています。本講演では、雷の発生メカニズムや特性、雷電磁界パルスや雷サージのシミュレーション技術とその適用例についてご紹介します。

講演 3
15:10~15:50
「カーボンニュートラル社会の雷保護技術を考える」
音羽電機工業株式会社
雷コンサルティング部
部長 早川 信一
2050年のカーボンニュートラル実現を目指し、再生可能エネルギーの活用が求められる中、雷など様々なリスクはこれまで以上に高まっており、雷害への備えと対策がますます重要となります。
過去の対策実施による知見から、今後どのような雷害リスクが想定されるのかを考え、エネルギーの安定供給をサポートするための効果的な雷害対策、対処法などについて、ご紹介します。

特別講演
16:00~16:40
「新型コロナウイルス禍のゆくえ」
大阪大学大学院 医学系研究科 臨床遺伝子治療学
寄付講座教授 医学博士 森下 竜一 氏
新型コロナウイルスに対するワクチンや治療薬が発売され、入院や死亡リスクが低下してきています。一方で、オミクロン株が流行し、いまだコロナ禍は収まっているとはいいがたい状況です。本講演では新型コロナウイルス禍の現状を御紹介し、今後を考えてみたいと思います。アフターコロナの最初の国家イベントである2025大阪関西万博に関しても紹介します。

終了後アンケート回答など〔~16時50分終了予定〕