東日本大震災を機に様々な課題が浮き彫りとなりました。「安定したエネルギー源の確保」、そして「モノづくりにおけるサプライチェーンの再構築」は、解決すべき最優先課題にあげられるでしょう。わたくしどもは「エネルギー」と「モノづくり」の２つのキーワードに注目した展示会を2010年に立ち上げました。「スマートグリッド展」と「次世代自動車産業展」です。これまでの開催で、出展者様も来場者様も大幅に増加しました。回を重ねるごとに具体化する関連サービスや、将来を見越した最新技術と商品で満たされる会場を目の当たりにしますと、この２つのキーワードが日本の産業、そして私たちの暮らしを支える重要なファクターであり、ビジネスチャンスであることを確信できました。

　2012年5月。私たちは3回目となる同展示会を開催いたします。再生可能エネルギーの高効率利用とそれを実現する日本の優れたテクノロジー。そして、クルマという乗り物の新たな価値観を見出し、次のステージに移行しつつある自動車産業。「スマートコミュニティ」に寄与する幅広い産業にビジネスチャンスの場をご提供いたします。

　また新たに、工業技術と農業技術の融合であり、農商工連携として注目が高まっている「植物工場」をスマートグリッドの視点で捉えて、ビジネス市場としての拡大を期待するゾーンを企画しました。

　加えて、「Product Innovation Fair（モノづくり革新展）」を同時開催展として立ち上げます。日本のあらゆる産業に不可欠なサプライチェーンはこの震災で大きな影響を受けました。ただそれに立ち向かう勇気と術を我々は持ち合わせています。その復興に寄与し、地域再興の力を発揮する機会と位置付けております。

　回を重ね、規模を拡大しながらも、コンテンツにこだわった意義のある展示会を開催したいと考えています。そして、日本産業の発展、社会貢献の一助となるイベントをこれからも目指して参ります。

　皆様のご来場を心よりお待ちしております。