「環境賞」は公害問題の解決が叫ばれていた昭和49年に創設されました。この44年間にわたり、環境保全や環境の質の向上に貢献すべく、時代の要請に応える優れた取り組みを表彰してまいりました。そして今、温暖化、資源の枯渇、生物種の絶滅など地球環境問題は深刻さを増し、私たちの身近な生活環境にもさまざまな問題が山積しています。こうしたなか、環境を守り、未来につなげる調査、研究、技術・製品開発、実践活動を広く募集し、画期的な成果をあげた個人、法人、団体・グループ等に「環境大臣賞」等を授与いたします。

ごあいさつ

国立環境研究所理事長  渡辺 知保
住明正写真

国立環境研究所は、地球温暖化問題をはじめ、幅広い環境研究に学際的かつ総合的に取り組むわが国唯一の研究所として、さまざまな環境問題を解決するための情報発信や国内外の環境政策への貢献に努めております。
当研究所がその活動の一環として、日刊工業新聞社とともに主催する「環境賞」は、環境保全に関する調査、研究、開発、実践活動等に積極的に取り組み、成果をあげておられる方々のさまざまな活動を表彰し、それらを幅広く紹介することにより、環境に対する社会的関心を高めるものと考えています。
平成29年度は、エコサイクル株式会社の「バイオ浄化剤による土壌地下水汚染対策技術」などのめざましい成果を表彰いたしました。平成30年度においても数多くの応募をお待ちしております。

 

日刊工業新聞社社長  井水 治博
井水治博写真

「環境賞」の魅力は、シンプルな名称が物語るように、間口の広さにあります。環境保全や環境の質の向上に関する調査、研究、技術・製品開発、実践活動を募集対象とし、昭和49年の創設からこの間、時代の要請を踏まえた数多くの成果を表彰してまいりました。権威ある賞として高い評価をいただいており、企業、教育機関、研究機関にとどまらず、自治体や個人からも応募があります。
環境破壊の影響はボーダーレスであり、世界が新たな局面を迎える中、わが国が培ってきた環境技術や知恵の果たす役割が一段と増しています。「環境賞」に輝いた成果を広く発信することにより、研究、技術・製品開発などに磨きがかかり、ひいてはわが国の産業競争力を高める一助になれば幸甚です。皆様の積極的な応募をお待ちしております。

審査委員会

審査委員長  大塚 柳太郎
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私たちが直面する環境の課題は、ますます多様になり複雑さを増しています。地球温暖化の影響をはじめ、人間の生活・健康や社会経済に与える影響が深刻になるとともに、地球システムの恒常性が危険にさらされる可能性さえ高まっています。このような中で、環境の保全、環境劣化の防止、より良い環境の創出に向け、さまざまな主体による取り組みも不断に続けられてきました。
私たちに課せられているのは、現在はもちろん未来を見据え、先人たちの功績を継承し発展させ、人びとが健やかに暮らせる環境を守り、創り出していくことです。本審査委員会は、優れた実績をあげられた研究開発・技術開発や実践活動を評価し、昭和49年に始まった「環境賞」をさらに充実した表彰制度に発展させていく所存です。平成30年度も、多くの応募をお待ちしております。


審査委員長 大塚 柳太郎 (自然環境研究センター理事長、東京大学名誉教授)
審査委員 中井 徳太郎 (環境省総合環境政策統括官)
  渡辺 知保 (国立環境研究所理事長)
  松野 建一 (日本工業大学教授・工業技術博物館長)
  本川 達雄 (東京工業大学名誉教授)
  安河内 朗 (九州大学大学院芸術工学研究院主幹教授)
  新藤 純子 (山梨大学名誉教授・客員教授)
  長谷川 裕夫 (東京都立産業技術研究センター理事・研究開発本部長)
  岡田 直樹 (日刊工業新聞社執行役員日刊工業産業研究所長)
専門審査委員 行木 美弥 (環境省大臣官房総合政策課環境研究技術室長)
  田中 紀彦 (国立環境研究所企画部長)