2022年11月のNASA による「アルテミス1」の打ち上げ成功により、本格的に始動した有人月面探査計画「アルテミス」。人類が50年ぶりに再び月面着陸を目指し、さらにその先の有人火星探査までを見据えた各国の宇宙機関・民間企業による宇宙開発が今後急速に発展いたします。
宇宙探査をはじめ衛星事業やロケット開発など様々な産業を取り込んだ世界の宇宙関連市場規模は、現在の40兆円から2040年代には100兆〜300兆円にまで拡大すると予測されています。
日本においても内閣府の宇宙関係予算は年々増額しており、令和5年度は前年度比17%増の6,119億円にのぼります。宇宙航空研究開発機構(JAXA)も民間企業との共同研究に更に力を入れており、デブリ除去や国産ロケット開発、2030年以降の国際宇宙ステーション(ISS)の民営化、アルテミス計画などにおいて、多くの民間企業が宇宙産業でビジネス創出できる大きな転換期となります。日本企業が持つ優れた技術力は、宇宙産業においても世界から注目され連携を求められています。
「国際宇宙産業展 ISIEX」は、2022年3月に日刊工業新聞社主催で第1回目を開催いたしました。2023年2月には規模を大幅に拡大して第2回目を開催、宇宙開発に特化したロボットや製品・月面開発事業・ロケット開発や衛星活用事業・地上での様々なサービスなどを集結させた「宇宙ビジネス単独」としては日本最大級の産業展示会として開催いたしました。内閣府宇宙開発戦略推進事務局や宇宙航空研究開発機構(JAXA)の後援・協力・ステージでの講演や、高市早苗 内閣府宇宙政策担当大臣の視察など、たいへん注目度の高い中で開催し、会期3日間を通してとても多くの方々にご来場をいただきました。
そして、2024年2月には、前回よりも更に規模を拡大し、国内外の幅広い宇宙分野の企業・団体とのビジネスマッチングの場として、第3回目となる「2024国際宇宙産業展 ISIEX」を開催いたします。
関係各位のご出展をお待ち申し上げております。
日刊工業新聞社