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第34回 受賞者

発明大賞 日本発明振興協会会長賞
エプロン式チップ搬送コンベヤ
株式会社ヨシダ鉄工 代表取締役 吉田孝雄
所在地:石川県能美市 TEL.0761-55-2058
代表取締役
吉田 孝雄 氏
故障の起きないコンベヤ開発
 当社は、工作機械のチップを処理するコンベヤを中心に、クーラント液の浄化装置や環境機器、大型コンベヤなどを製造し、全国で販売しています。
 従来のエプロン式コンベヤは、接続部のR同士を重ね合わせることにより回転するわけですが、接続部の隙間に搬送物のかみ込みが起きてしまいます。一度起きると、さらにそこに隙間ができて詰まり、クレームにつながるため、なかなか普及が伸び悩んでいるのが現状です。
 また、工作関連機械では丁番タイプのヒンジ式チップコンベヤが主流ですが、これも欠点があり、強度がないことや、経年変化で引っ張りにより隙間が空き、それによる巻き込みなどにより、故障やクレームにつながります。また、メンテナンスが困難で、非常に手間がかかります。
 そこで、過酷な条件下で使用できる故障が起きないコンベヤの開発に着手しました。ユーザーニーズから生まれた製品ですが、これがなかなかうまくいきませんでした。
 それが、ある日突然、簡単な方法を思いついたのです。R曲げとL曲げを組み合わせることにより、回転時にR曲げの部分が開き、自動的にL部で切り粉等を効率よく、確実に掻き出すことに成功しました。

 チップコンベヤーで切り屑を排出する際に、切り屑がプレート連結部にかみ込んで故障するのを防ぐため、プレートの連結部を凹型と凸型で組み合わせた。プレートがコーナー回転する時、凸部のプレートが凹部の連結部をなめるように動いて、たまった油や切り屑をかき出す。
 従来のヒンジを使ったコンベヤーは切り屑や油がプレート板のすき間に入り込み、機械の故障を起こしていた。
 今回の技術は、ボルトを使って取り付けるため、ヒンジプレート同士を連結するジョイントシャフトが不要。駆動モーターにかかる負担が少ないほか、構造がシンプルなため部品点数も従来より減らすことができる。かみ込みによる故障の防止につながるだけでなく、メンテナンスも容易になる。

構造がシンプルなためメンテナンスも容易




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第38回発明大賞 日刊工業新聞社 日本発明振興協会