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第34回 受賞者

発明大賞 日刊工業新聞社賞
負圧式スプリンクラー
松岡玄五(個人)
所在地:(有限会社K&G)千葉県習志野市 TEL.047-474-9376
松岡 玄五 氏
「水損」被害の解消を目的に
 スプリンクラー設備は、ある規模以上の建物では約3mおきに設置されています。先端に金属ヒューズが付いていて、温度が上がるとヒューズが溶けて栓が開き、水を噴出します。火災を確実に消火できる大変優れた消火設備として、100年も前から採用されています。
 ただし、常時水圧をかけていますから、経年劣化で腐食して穴が開いたり、間違って破損すると、何十トンもの大量の水が噴出し、大きな水損被害を起こすことがあります。
 こうしたスプリンクラーが設置されている建物は、防火管理がしっかりしているため滅多に火事になることはなく、スプリンクラーの水が噴出するのは事故の場合で、火事になって本来の機能を発揮するということはほとんどないのです。
 そこで考えたのが、スプリンクラー設備を常時負圧にすることです。水を入れたストローを指で押さえると水を吸うことができませんが、指を離すと、途端に水が口の中に入ってきます。それと同じ原理で、いつも吸った状態にするわけです。
 建物の中に張り巡らされたスプリンクラー設備の交換は、極めて困難ですが、負圧にすることで、交換作業が簡単になり、コストを抑えてリニューアルすることが可能です。

 スプリンクラーの新技術で、真空ポンプを使い二次側と呼ばれる送水パイプに常時負圧をかける。これにより誤作動などによる放水を防いだ。火災信号を複数回受信した時に開弁動作を行い、スプリンクラーの放水に必要な圧力まで水圧を高める。
 従来のスプリンクラーは二次側に常時高い水圧が加わっており、ヘッド部が高温にさらされると直ちに放水する仕組みになっている。そのため、配管の腐食や誤動作、人為的破壊などでも水が出てしまい、室内が水びたしになってしまう問題があった。
 今回の技術は、従来の配管をそのまま利用してシステムを構築することができ、コスト低減にも貢献する。すでに大手家電量販店などで採用されている。

従来の配管をそのまま利用してシステムを構築することができ、コスト低減にも貢献




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第38回発明大賞 日刊工業新聞社 日本発明振興協会