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第40回 受賞者

発明大賞 日本発明振興協会会長賞
金属製品の表面層組織を微細化する瞬間熱処理法
株式会社不二機販
【受賞者】
代表取締役 宮坂 四志男(みやさか よしお)
所在地:名古屋市北区 TEL.052-902-2930
代表取締役
宮坂 四志男 氏
日本の自動車産業に貢献するショットピーニング
 当社は名古屋に本社を置く商社で、東京・江戸川区にある不二製作所のブラスト装置を販売することが主力でした。ただ、ブラスト装置は付加価値が少ないと判断されたため、目を付けたのがショットピーニングでした。
 大きな玉のショットピーニングは知られていましたが、小さい玉で効果がある製品を認めてもらうまでは困難な道のりでした。ショットピーニングは現在、日本の自動車が世界に通用している技術の基本です。摺動部分にはすべて採用されていると言っても過言ではありません。
 CVT(無段変速機)が実際に普通車や大型車に採用できているのは世界でも日本だけです。大手自動車メーカーにも採用されていますし、ピストンメーカーからは「100年来のピストンの歴史が変わった」と高評価をいただいています。
 昨年4月頃から大手自動車メーカーの1000t車のピストンに採用され、今年秋口か年末に1800tハイブリッド車にも採用予定です。リッター40kmが実現でき加工時間も数秒から数分。それによって金属寿命が飛躍的に延びますし、摺動抵抗も下がります。さらには無接触にすることも非常に簡単で、工作機械の心臓部やトレス機械の摺動部分にも、当社製品が採用されつつあります。
 現在日本は円安傾向にあり、海外から日本へとモノづくり現場が回帰しつつあります。今回、栄誉ある賞をいただいたことで、当社技術で日本のモノづくりの素晴らしさを世界に向けて発信していきたいと思います。日本の若い世代が生きがいを持って働ける社会づくりに貢献していきます。

界面の摺接動作を安定
 急速加熱と冷却を繰り返すことで金属表面に均一な微細組織を形成する処理技術。金型表面と被加工材の界面での摺接動作を安定的にして円滑な仕事を実現させた。金型の寿命向上と成形品の品質安定にも貢献する。
 平均20マイクロ―150マイクロメートル(マイクロは100万分の1)の微粒子と近似粒度3種類以上を混合させて、毎秒100―200メートルの噴射速度により表面に対して間欠的に噴射させる手法。表面の粗さを改善させながら、表面層に均一なナノ結晶組織を生成する。これにより強度と靱性に富む組織となり、耐摩耗性、耐食性に優れた表面改質ができる。

金属製品の表面層組織を微細化する瞬間熱処理法




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