特集:電子版を使いこなしてビジネスを成功させよう―電子版アンケート結果から
日刊工業新聞電子版は2012年4月に国内販売を開始し、もうすぐ3年になります。そこで日刊工業新聞社では読者アンケートを実施し、皆様のご利用状況や要望を伺いました。他の読者の方がどのように利用しているかを参考に、皆さまのビジネスにさらに有効活用してください。
アンケートは9―10月に無作為に選んだ500人を対象にメールで実施。有効回答は175人でした。
(3)読者特性
【業種別】
業種別にみると、電気、機械、自動車の製造業で6割を占めます。この傾向は紙の読者と大差ありませんが、学生や教職員など学校関係者がその他のうちの3割を占めています。ここは新聞の読者層と異なるところです。
【役職別】
全体的に見て役員、管理職、一般社員がほぼ同じ割合です。実際には法人で契約をして個々人が利用しているケースがかなりありました。
【主な利用場所】
もっと出先での利用が多いのではと想像していましたが、朝オフィスでチェックするという“正統派”が半数を占めました。
【よく使う機能、使わない機能】
新聞と全く同じように、記事を見るだけという回答がかなりありました。記事検索は4割以上の人が日常的に利用されています。様々な機能があるのはなんとなく知っているが、使い勝手がわからないというご指摘が多くありました。
日刊工業新聞社 電子メディア事業室から
電子版には記事以外に、データベースとして使えるなど多くの機能があります。PDF機能では、新聞と同じ紙面イメージで見ることができ、見出しの大きさもチェックできます。マイニュース機能は、任意のキーワードを登録しておくだけで、その単語を含む記事が瞬時に集まります。これらの機能は使いこなしている人と、ほとんど利用されない人に分かれました。PR不足、説明不足を痛感しています。ぜひ、もっと多くの方に使っていただければと思います。
アンケートに回答いただいた皆様、取材させていただいた方々、ありがとうございました。今回、インタビューの最中に、電子版で高校時代に仲の良かった同級生の記事を見つけ、びっくりされた方もいました。電子版は単にニュースだけを載せるメディアではなく、多くの人を取材し、人の“思い”や“つながり”、“可能性”までを伝えられる温度感のあるビジネスツールに育てていきたいと思います。
皆さまのご意見、ご要望などはいつでも「問い合わせ」フォームからお寄せください。これからも日刊工業新聞電子版をよろしくお願いします。