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第33回 受賞者

発明大賞 日刊工業新聞社賞
樹脂管遮断工具(スクイズオフ工具)
武陽ガス株式会社レッキス工業斎長物産
【受賞者】
武陽ガス株式会社 技術研究開発室長 秋山惠男(あきやましげお)
レッキス工業株式会社 第2商品開発部部長代理 東 治郎(あずまじろう)
斎長物産株式会社 北海道支店副支店長 木村正明(きむらまさあき)
所在地:東京都福生市本町17-1 TEL.042-551-1621(武陽ガス株式会社)
   :大阪府東大阪市菱屋東1-9-3 TEL.072-961-2383(レッキス工業)
   :東京都中央区日本橋富沢町8-6 Z−S東京ビル2F TEL.03-3667-7892(斎長物産)
秋山惠男 氏
武陽ガス株式会社
技術研究開発室長
秋山惠男 氏
具現・普及化のために3社で連携
 3社で受賞した。レッキス工業は工具メーカーで、日本で最初に手回し式のグラインダーを製造販売した会社である。斎長物産は明治の創業で、斎藤長八郎さんという方が起業し、100年以上、現在4代目の会社だ。日本中のガス会社にガス管を販売しており、レッキス工業は、そのポリエチレン管の癒着工具やスクイズオフ工具を販売している。従来は、現場で使いづらいという理由で100mmまでしかなかったスクイズオフ工具について、ある日電車に乗っているときに、ビルの建築現場でクレーン作業しているのにヒントを得て、今回の発明考案が生まれた。具現化するためにレッキス工業、普及化のために斎長物産と組んだ。

 耐震・耐食性に優れた樹脂製の水道管やガス管の使用が広がっている。復旧工事などの際に管内の流体を遮断する場合、樹脂の圧縮復元性を利用して管を締め付ける「スクイズオフ」が広く使われている。この発明はこれまで不可能だった100ミリメートル以上の大口径管の締め付けを可能にした。
 管を弓形バーとワイヤで挟み、動滑車の原理を利用して締め付けるのが特徴。荷重は半分で済み、構造面からも大幅な軽量化が実現した。1台で75ミリー200ミリメートルの管に対応。組み立て式のため狭い掘削構内でも使える。一人で取り扱える点も大きなメリットだ。

動滑車の原理を利用
動滑車の原理を利用




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