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シーケー金属株式会社
取締役 技術開発部長
大橋一善 氏
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サンエツ金属株式会社
常務取締役 技術開発部長
上坂美治 氏
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有毒な重金属を100分の1に
めっき分野は、確立された技術であることから環境に配慮した技術開発というのは非常に遅れていて、環境対応化を進めることができない状態でした。
また、ハイテク技術に比べ、金属材料などのローテク技術は非常sに地味な分野でもあり、開発期間も数年と長いスパンがかかることから、評価せれる機会が非常に少なかったので、今回このような賞を頂き、大変光栄に思っております。
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(シーケー金属株式会社 取締役技術開発部長 大橋 一善 氏 コメントより)
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鉛50ppm以下、カドミウム10ppm以下と、従来の溶融亜鉛メッキ被膜に比べ100分の1以上低減しつつ、従来と同等以上の品質や作業性を持つ技術を発明した。
従来は、有毒な重金属の鉛、カドミウムが作業効率上不可欠で、被膜には鉛約1万ppm、カドミウム1000ppmを含有していた。環境面の課題から鉛の代替材としてビスマスが使われる。だが、添加量が過少だとメッキ特性が得られず、量が多いと塗装性を損ない白さびが発生するなどの問題があった。
今回の技術は、ビスマスを代替元素に使い、その他の調整元素を含めた添加量の最適値を検討し、最適な量を添加することで課題を克服した。生産プロセスも従来の溶融亜鉛メッキ加工設備に適用でき、導入コストを低減できる。
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