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第34回 受賞者

発明大賞 日本発明振興協会会長賞
コンクリート構造物のワイヤーソー切断装置及び切断方法
日本ファステム株式会社 技術研究所取締役 技術本部長 平田誠之(ひらた せいし)
所在地:埼玉県三芳町 TEL.049-258-7121
平田 誠之 氏
技術研究所
取締役 技術本部長
平田誠之 氏
完全無水切断システム実現
 私たちは、建設や土木の現場で働いている工事専門会社です。自分たちが使う機械について、その場で新たな技術を開発しながら、日々の作業を進めています。
  9年くらい前にワイヤーソーから出る水が原因で起きた大きな漏電事故がきっかけとなり、必死で考え、水を使わない技術の開発に取り組みました。ところが、いざ水を使わないとなると、ワイヤーソーが切れない上に熱を持つため、なかなかうまくいかなかった。あるとき、ドイツのミュンヘンで空気を冷やすボルテックスチューブというものに出会い、これを使ってワイヤーソーを冷やしましたが、まだ時間がかかり過ぎました。さらに、一緒に働く現場の人間からありとあらゆる知恵を聞きながら進めてきた結果、開発に成功することができました。きつい・危険・汚いの3Kと言われる現場を、きれいで・楽しい・安心できる現場へと、目指していきたいと思います。

 鉄筋・鉄骨コンクリートを切断するダイヤモンドワイヤソーによる切断システムにおいて、水を一切使用しない完全無水切断システムを発明した。超低温冷却方式でダイヤモンドワイヤを冷却する。冷却時に発生する切断粉は防護カバーを使用した強制吸塵(きゅうじん)により回収する。産業廃棄物の発生が大幅に低減でき、海や河川にかかわったり精密機材が併設する構造物など環境対策が必要な場所の作業に適する。水を使用しないため、二酸化炭素(CO)削減効果も実現した。
 従来の水を使ったダイヤモンドワイヤ切断では、切粉と水による汚泥の発生がある。飛散や流失による第三者障害や環境汚染、水の浸透による構造物の機能障害、腐食劣化などが考えられ、泥水などの回収や中和処理が必要だった。


完全無水ダイヤモンドワイヤソー
完全無水ダイヤモンドワイヤーソー




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