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光硬化型整形外科用固定材 |
アルケア株式会社 |
【受賞者】 開発部 フラクチャーグループリーダー 松本 義和(まつもと よしかず) |
所在地:東京都墨田区 TEL.03-3611-1101 |
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光の当て方次第で硬さ調整 骨折や捻挫などの治療の際に、患部を安定するための固定材で、可視光を当て るだけで数十秒で固化する。従来は水硬化材や熱可塑性樹脂を使っており、水や お湯を使って固化させる方法がほとんどだった。 材料のベースとなる樹脂の構成単位を独自に分子設計し、構成単位を反応させて 樹脂を合成する際の材料を適切に選んだことで実現した。日光や屋内灯、スタン ド、ヘッドライトなどさまざまな光源で固化できる。手術室や診察室、病棟など で、汚染を避けるためにできるだけ水を使いたくない場面や、水が不足する災害 時にも利用できる。 光を当てるまでは固化しないため、時間をかけて確実な成形作業ができることもメ リット。光の当て方次第で、目的に応じた硬さにできるため、さまざまな分野に 波及していく可能性もある。 商品名「オプティキュアスプリント」は2010年に発売してから、大学病院 や、地域の機関病院、診療所への販売実績を持つ。今後、高齢化が進み、骨折患 者など利用者の増加が予想されていることを考えれば、市場性も期待できる。 |
外側は光の透過性、肌側は吸湿性に優れた材質を採用。中心部は「可視光」に照らされると硬化する樹脂とガラス繊維を組み合わせた。
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無影灯や処置灯、太陽光などの「光」で硬化する。写真は高照度白色LEDを当てている。
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お問い合わせ先 公益財団法人 日本発明振興協会 発明大賞推進委員会 |
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