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第38回 受賞者

発明大賞 日本発明振興協会会長賞
自浄機能を有するばね式フィルター
株式会社モノベエンジニアリング
【受賞者】
代表取締役 物部 長順(もののべ さきより)
所在地:千葉市花見川区 TEL.043-257-2789
代表取締役
物部 長順 氏
長年のものづくりの経験で世に役立つ製品を
 若いときに独立をして以来、40年以上ものづくりに勤しんで参りました。このばね式フィルターの開発は、今から17〜18年前に千葉県のある会社を訪問した際に、使い古しのフィルターが工場裏に山積みになっているのを目の当たりにしたのがきっかけです。「もっと長く使えて、交換が容易なフィルターはないか」と、案内役の社長の言葉が脳裏に焼き付いていました。
 そこで私は、寿命が長くてメンテの少ない「モノベブランド」のフィルターを作ってみようと思いましたが、フィルターや濾過に関して全くの素人だったので、十数種類のフィルターを買い求めて簡単な濾過装置をつくり、実験を重ねる中で、いろいろな長所を発見し、その長所のみをフィルターにいかに取り入れたらよいのか、と試行錯誤を繰り返しました。ある時、これらの長所は巻バネの中に取り込むことができるのではないか、と思い、生業でもあるものづくりの技術を基礎として開発を進めました。6年半の研究を重ね、ようやく自分の理想とするフィルターが完成しました。このフィルターは、高温、高圧、高濁度といった過酷な環境でも対応でき、最近では直接手で触れることのできない危険物の処理、希少金属の回収といった特殊作業にも使われるようになりました。
 世界では、年間数百万トンのフィルターが廃棄されており、それによる環境悪化が懸念されています。この環境に優しいフィルターが、できるだけ多くの環境浄化に貢献できることを願っています。

バネの隙間で強力濾過
 バネに突起部を設けて、バネの隙間の距離を一定にしたフィルターと、その逆洗浄装置についての技術。
 ばね式フィルターによる濾過(ろか)装置は、他企業からも販売されている。これに対し、バネに突起を付けることで隙間の距離の維持を簡単にし、精密な濾過を可能にした。高温、高圧、高濁度、高粘度など過酷な条件でも濾過が行える。
 濁った水やアスベスト廃水の浄化など土木・建設分野や、洗車廃水の濾過再利用といった自動車分野のほか、食用油・工業油中の異物除去、化学薬品中の浮遊物質(SS)の除去など、さまざまな分野に応用できる。

自浄機能を有するばね式フィルターのバネ

ばね式フィルターによる濾過(ろか)装置




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