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第39回 受賞者

発明大賞 日本発明振興協会会長賞
グランドピアノの音色と機能を有するアップライト型ピアノ
有限会社藤井ピアノサービス
【受賞者】
代表取締役 藤井 幸光(ふじい ゆきみつ)
所在地:鹿児島県薩摩川内市 TEL.0996-25-3320
代表取締役
藤井 幸光 氏
未来の音楽家の才能を育てる革新的なピアノ
 アップライトピアノが発明されてから、200年の歳月が経っております。今回の賞をいただきました「グランドピアノの音色と機能を有するアップライト型ピアノ」が、ピアノ業界、音楽業界に貢献できる実績をこれから作り出していきたいと考えています。
 発明を思い立ったきっかけは、アップライトピアノで練習している子どもたちの姿を見てきたことです。子どもたちは、普段はアップライトピアノを使って練習しているのですが、発表会やコンクールではグランドピアノを弾くことになります。違和感で戸惑い、本来の実力を発揮できない場面が珍しくありません。
 40〜50年前の子どもたちはオルガンで練習していましたが、これでは不十分だということでアップライトピアノが家庭にも普及し、レベルも向上しました。現在、小学校5〜6年生の子どもたちは、当時、大学入試で使われていた課題曲を練習しているほどです。しかし、私は技術がアップライトピアノの限界にきていると考えています。性能もグランドピアノに追いついていません。ところが、子どもたちは上手に弾けないことを自分のせいにしてしまいます。
 私たちはピアノの運送、修理、営業、楽器店の経営、子どもたちのコンクールなど様々な業務を経験してきました。こうした40年近い経験を生かし、グランドピアノと同じ音を作れないだろうかと考え、研究を重ねてきました。
 現在販売されているピアノは9割がアップライトピアノです。グランドピアノは1割にも満たない数で、公共施設などに入っていることが多く、さらに家庭に入っているのはほんの数%ではないかと思います。
 今回の発明で、アップライトピアノがグランドピアノの性能に限りなく近づいたことは、子どもたちが音楽の才能を伸ばす手助けになると考えています。日本のみならず、世界に向けて発信していきたいと思っております。

アップライトピアノにグランドピアノのような感覚を実装
 グランドピアノよりも場所を取らず低価格なアップライトピアノで、グランドピアノのような連打機能(レペティション)とタッチ感を再現した。鍵盤を押さえるとレペティションスプリングが縮み、押さえる力を緩めると、その力に追従して鍵盤が戻る機構が特徴。
 アップライト型では難しかったピアニッシモでの連打や、鍵盤の押さえ方のコントロールができる。
 既存のアップライトピアノにも取り付けられ、家庭に導入しやすい。グランドピアノと同じ感覚で練習すれば、手の形や動かし方といった技術の向上が見込めるという。

グランドピアノのような感覚を実装したグランフィールピアノ Gf01Wn




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