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第39回 受賞者

発明大賞 日刊工業新聞社賞
 車椅子移動支援具
株式会社JINRIKI
【受賞者】
代表取締役社長 中村 正善(なかむら まさよし)
所在地:長野県箕輪町 TEL.050-5835-1000
代表取締役社長
中村 正善 氏
シンプルな“棒”が車いすの行動範囲を変える
 私が発明したものは、ただの棒です(笑)。世界中の人が100年間、押してきた車いすを引っ張ろうという、ある意味で非常識な発想で作りました。他の受賞者の方と違ってとてもアナログな技術なので、なぜこれを商品化しようと思ったのかというきっかけや、こだわった点などをお話ししたいと思います。
 アイディアそのものは、私が子どものころから持っておりました。というのも、身近で障害者を見てきたからです。しかしながら、私はサラリーマンでしたので、商品化することになるとは夢にも思っていませんでした。
 ところが、3.11の東日本大震災で逃げ遅れる人を見て、自分も何かできることはないだろうかと考えました。ボランティアに行こうとも思ったのですが、私は長年考えてきたアイディアを商品化することで、少しでも災害時に役立ててもらおうと思ったのです。
 災害時、人はまず避難所まで逃げることが重要です。しかし、その場所に行くまでが問題なのです。南海トラフ地震などの大規模な災害が予測されております。ぜひ、この商品を災害時に役立てていただきたいと思っています。
 また、災害時だけにとどまりません。今まで車いすの人が行かれなかった海や山へ出かける際にも、ぜひ利用していただきたいのです。特に、車いすの子どもたちは、遠足や修学旅行に参加できない場面も珍しくありません。この商品を使い、ぜひとも出かけてもらいたいと思っています。
 開発に当たってこだわった点が二つあります。既存の車いすを有効に使えるように、どんな機種にも汎用的に利用できるようにしました。もう一つは、すべての部品が日本製であるという点です。協力会社にお願いして、長野県のメーカー10社に依頼しています。 福島県や宮城県にも生産拠点が作れればと思っています。ぜひ、この商品が車いすを利用している方々のお役に立ち、東北の復興にも役立つようにと願っております。

車いすでの移動をより快適に実現
 車いすにけん引バーを装着して引っ張ったり前輪を浮かしたりできるようにして、砂利道や雪道などの不整地や坂道を走行しやすくする。てこの原理で車輪を浮かせ、車椅子の前後で介助ができるため、力のない女性や子どもでも動かしやすい。一般的な車いすに後付けでき、1センチメートル単位で幅の調節が可能。
 通常の車いすで路面の障害を乗り越えるには大きな力が必要なうえ、不安定になるため、災害時・緊急時に短時間で移動するのが難しいが、本製品はある自治体の避難訓練で実用性を発揮している。
 けん引部のフレームは買い物カゴや風雨よけカバーの設置にも利用できる。レジャーや荷物の運搬にも活用が見込める。

世界初!『着脱式』車いすの緊急避難装置! けん引式車いす補助装置JINRIKI(じんりき)




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公益財団法人 日本発明振興協会 発明大賞推進委員会
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