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第41回 受賞者

発明大賞 東京都知事賞
揚水用の地上設置型フート・バルブ
株式会社 イシザキ
【受賞者】
株式会社 イシザキ 常務取締役 石崎 信之(いしざき のぶゆき)
スモレンスキ・バルブ事業部 執行役員
千葉 和典(ちば かずのり)
所在地:東京都大田区 TEL.03-5700-2811
常務取締役
石崎 信之 氏
常識を変えた地上設置型のフート・バルブ
 当社は創業80年を迎え、“見えないノゾミをカタチにする”という企業理念を掲げています。昭和28年にスモレンスキ・チャッキバルブという製品を発売し、60年にわたって販売してまいりました。東京都庁、東京スカイツリー、六本木ヒルズといったランドマークに納入するほどのロングセラー商品となっています。とはいえ、発売から60年経ち、日々の営業活動がマンネリ化していました。
 原点回帰ということでお客様から月に4,000件の話を聞いたところ、チャッキバルブに困っているという意見がありました。配管の末端につけるバルブで錆びる、固着する問題があります。メンテナンスをすると生産ラインが止まり、消化ポンプのスプリンクラーが止まるなど、建築や工場の現場では苦労します。原因は水中に設置するためで、地上に持っていったらどうかと発想の転換をしました。当社のバルブは止水性の高い構造であるため、これが可能でした。原理はストローに吸い上げられた水が落ちない原理を応用しています。斜めにカットする構造や止水性の検討を重ね、ようやく製品化に至りました。営業活動にも磨きがかかり、受注も伸び、製造も忙しくなりました。国際特許の申請も進んでおり、国内外で“見えないノゾミをカタチにする”ことを実現したいと思います。

設置場所を切り替え、フート弁を取り巻く環境を改善
 ポンプは水を移送する手段として、工場やビル、発電所や浄水場など、様々な場面で使用されている。
 この様に数あるポンプの中に、水槽から水をくみ上げて目的の場所に移送するポンプがある。このポンプの吸込み管の入口に取付ける逆止め弁を「フート弁」と呼び、水を吸い上げる際にゴミなどの異物の混入を防ぐとともに、ポンプが運転を停止した際は弁が閉鎖し水の逆流を防ぐことで、吸込み管内の水を保持している。このフート弁の働きにより、ポンプの空転による焼損を防止する。また再度運転をする際に吸込み管を水で満たす「呼び水」を行う必要が無くなる。
 しかし、フート弁はその用途から吸込み管の入り口=「水中」に設置しなければならないため、錆び付きが発生する。錆びにより逆止機能が損なわれると、吸込み管内の水を保持できなくなるため、定期的な交換やメンテナンスが必要となる。 水中にあるフート弁を交換するには、吸込み管ごと水槽から引き上げなければならないため、数人がかりで一日作業となるほど手間がかかるのが現状である。
 このような「フート弁」を取り巻く環境を改善する1 つの手段として、「水中から地上へ」と設置場所を切り替えることができる「スモレンスキフート仕様」並びに「スモレンスキグランドフートバルブ」を発明した。

従来の水中から地上へと設置場所を変えたスモレンスキグランドフートバルブ




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