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第42回 受賞者

発明大賞本賞
らせん状回転流を利用した揮発性物質の濃縮装置
株式会社 バイオクロマト
【受賞者】
株式会社バイオクロマト 代表取締役 木下 一真(きのした かずまさ)
所在地:神奈川県藤沢市 TEL.0466-23-8382
第一三共RDノバーレ株式会社 研究推進部 研修推進グループ 主査 大貫 貴史(おおぬき たかし)
所在地:東京都江戸川区 TEL.03-5696-8301
株式会社バイオクロマト 代表取締役
木下 一真 氏
研究現場が少しでも効率化できるよう、液体濃縮装置を開発
  私たちは研究現場で液体を効率的に濃縮できる装置を開発しました。現在研究現場で使用されている濃縮装置はいくつかの種類があります。従来の方法では試料の突沸が起きないよう、常に監視する必要があったり、沸点が高いものでは非常に時間がかかるなどの難点がありました。そこで、容器のゴム栓に切り込みを入れることで、溝から大気を取り込んでらせん気流を発生させることを考えました。この気流により試料全体を撹拌させて高真空状態にならないようにできたため、突沸を防げたり、沸点が高いものでも短時間で濃縮できるようになりました。この切り込みの角度などの試作を繰り返し、2011年に特許登録されました。市場に出すにあたり苦労したのは、構造上はシンプルですが、従来の手法とは異なるため、使用される方になかなか理解をされなかったことです。そこでまずは機能を最低限にし、かつ価格も抑えて、導入数を伸ばしました。2013年にはデザインの変更と4色のカラーラインナップに加え、今までできなかった10検体同時に濃縮できるモデルも開発しました。現在は国内700台以上、北米、ヨーロッパ、アジアなど海外100台以上、あわせて800台以上を販売することが出来ました。今後は、さらに付加価値を付けたモデルや処理検体数を増やしたモデルを販売して、研究現場が少しでも効率化できるよう尽力して参ります。

化学合成、分析、医学分野での産業革新に貢献
 多くの研究現場では、濃縮作業は非常に重要な工程だ。様々なバリエーションに対して、様々な濃縮装置を駆使し作業する中で、ひとつの手法を発見した。減圧濃縮に用いる吸気ライン管を、溶液の入った試験管の口につけて吸気を行うと、吸気をしつつ外気をらせん状に巻き込みながら撹拌し、液体表面積を増加させることで効率的な溶媒留去が可能であるということだ。また、濃縮作業には常に人の手が必要であった。試行錯誤し、従来使われているシリコン栓の周辺に大気を巻き込むためにらせん状の溝を彫ることで、シンプルだが、常に人の手を必要とする従来の手法を脱する濃縮栓を発明した。

濃縮栓だけでなくすべて機能がひとつになった「コンビニ・エバポ」
※エバポ:エバポレーション(濃縮装置)の略




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