「環境賞」は公害問題の解決が叫ばれていた昭和49年に創設されました。以降、環境保全や環境の質の向上に貢献すべく、時代の要請に応える優れた取り組みを表彰してまいりました。そして今、温暖化、資源の枯渇、生物種の絶滅など地球環境問題は深刻さを増し、私たちの身近な生活環境にもさまざまな問題が山積しています。こうしたなか、環境を守り、未来につなげる調査、研究、技術・製品開発、実践活動を広く募集し、画期的な成果をあげた個人、法人、団体・グループ等に「環境大臣賞」等を授与いたします。

ごあいさつ

国立環境研究所理事長  渡辺 知保
住明正写真

国立環境研究所は、地球温暖化問題をはじめ、幅広い環境研究に学際的かつ総合的に取り組む我が国唯一の研究所として、さまざまな環境問題を解決するための情報発信や国内外の環境政策への貢献に努めております。また、2018年6月に公布されました「気候変動適応法」におきましては、我が国の気候変動適応に関する科学的知見の情報基盤体制を構築する上で、中核を担う機関として位置付けられております。
当研究所がその活動の一環として、日刊工業新聞社とともに主催する「環境賞」は、環境保全に関する調査、研究、開発、実践活動等に積極的に取り組み、成果をあげておられる方々のさまざまな活動を表彰し、それらを幅広く紹介することにより、環境に対する社会的関心を高めるものと考えています。
第45回は、ヤマダインフラテクノス株式会社の「鉛・PCB廃棄物を削減する循環式ブラスト塗膜除去」などのめざましい成果を表彰いたしました。第46回においても数多くの応募をお待ちしております。

 

日刊工業新聞社社長  井水 治博
井水治博写真

本賞は公害問題への対策が急務だった1974年(昭和49年)に創設されました。以来、国内外の環境問題と軌を一にし、環境保全や環境の質の向上に貢献が認められる技術開発、調査研究、実践活動などを募集対象とし、時代の要請に応えた数多くの成果を表彰してまいりました。
おかげさまで、環境賞は第46回を迎え、数ある環境分野の表彰制度のなかでも、実績と信頼を兼ね備え、企業や研究機関、大学などから多くのご応募をいただくまでになっています。
温暖化に象徴されるように、世界各地で豪雨災害や猛暑日の増加といった影響が顕著になり、日本でも人命が失われる悲惨な災害が相次ぐようになりました。今や環境破壊の影響はボーダーレスで進行しており、環境先進国として技術や製品に磨きをかけてきた日本の出番といえるでしょう。
環境分野に携わっておられる皆さまには、本賞をスプリングボードとして、環境問題の解決と経済発展を両立させ、ひいては日本の産業競争力を高める一翼を担う存在となっていただけますよう、ご期待申し上げます。皆さまの積極的なご応募をお待ちしております。

審査委員会

審査委員長  大塚 柳太郎
合志陽一写真

私たちが直面する環境の課題は、地球温暖化の進行や生物多様性の低下に示されるように、深刻の度を増しています。極端な気象現象が国内外で頻発するなど、私たちの生活や健康、さらには社会経済に多大な影響を及ぼし、持続可能な開発の大きな障害にもなりつつあります。このような中で、環境の保全、環境劣化の防止、より良い環境の創出に向け、さまざまな主体による取り組みも不断に続けられてきました。
私たちに課せられているのは、現在そして未来を見据え、先人たちの功績を継承しつつ新たな地平を切り開き、人びとが健やかに暮らせる環境を守り、創り出していくことです。
環境賞は、昭和49年以来、環境に関わる優れた研究・技術開発や実践活動を顕彰してまいりました。第46回を迎え、本年も多くの優れた成果に基づく応募をお待ちしています。


審査委員長 大塚 柳太郎 (自然環境研究センター理事長、東京大学名誉教授)
審査委員 中井 徳太郎 (環境省総合環境政策統括官)
  渡辺 知保 (国立環境研究所理事長)
  松野 建一 (日本工業大学教授・工業技術博物館長)
  本川 達雄 (東京工業大学名誉教授)
  安河内 朗 (九州大学大学院芸術工学研究院主幹教授)
  新藤 純子 (山梨大学名誉教授・客員教授)
  長谷川 裕夫 (東京都立産業技術研究センター理事・研究開発本部長)
  岡田 直樹 (日刊工業新聞社執行役員日刊工業産業研究所長)
専門審査委員 上田 健二 (環境省大臣官房総合政策課環境研究技術室長)
  田中 紀彦 (国立環境研究所企画部長)