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今こそOSAKA! 北部産業界

6月27日(水曜日)付 日刊工業新聞 30面〜35面 地域特集から

 

<出稿企業一覧 31面>

企業名 新聞広告
野田テック
神港テクノス
桜川ポンプ製作所
ダイハツ工業
新コスモス電機

各自治体の産業の現状と展望

 

茨木市

阪急南茨木駅前のサン・チャイルド

阪急南茨木駅前のサン・チャイルド

 茨木市はさまざまな企業支援制度を「お役立ち帳」としてまとめ、配布している。企業立地や増床などを対象に固定資産税・都市計画税相当額の2分1を奨励金として交付する企業立地促進制度、不動産業者と連携して市内の土地情報を提供する企業立地マッチング促進事業など活力を引き出す制度を紹介する。

 制度は市内事業所の訪問で得たニーズを反映、実際的な内容となっているのが特徴だ。また、ネット利用では産業情報サイト「あい・きゃっち」で企業の製品やサービス、飲食店などを紹介、産業振興に役立てている。

 

 

 

 

高槻市

高槻ミューズキャンパス

高槻ミューズキャンパス

 高槻市は新規立地に対して10億円を上限にした大型の奨励金制度「企業立地促進初期投資奨励金」を新たに設けた。1社あたり10億円の奨励金は同市で過去最高額という。誘致と定着の両面から産業振興に役立てる。

 奨励金は500平方メートルを越える土地を購入、操業開始から。1平方キロメートルあたり1万円で、年度上限1億円、総額上限10億円。企業定着促進補助金ではこれまでの騒音や振動に臭気低減を追加。周辺住民との良好な関係作りを支援し定着を図る。脱臭装置の導入などの経費の50%以内(上限500万円)を補助する。

 

吹田市

 吹田市は江坂周辺などを中心に全国的にも開業率が高い特色を持つ。そうした特色を生かし、アントレプレナー育成を中心に据えた雇用創出策をはじめた。吹田市、吹田商工会議所など5団体が共同で「すいた地域雇用創造協議会」を開設。雇用拡大につながるセミナーを4月から開催している。

 2014年3月末までに約480回開き、約400人の雇用創出を目指す。雇用拡大、人材育成、就職促進をテーマに「起業・創業のためのノウハウ」「就職のための基礎講座」「経営基盤強化」「先進技術」など多彩な内容で実施する。4、5月で約270人が参加。さらなる参加者増を目指す。

 

豊中市

 豊中市はモノづくり事業所数が大阪府内で5位と製造業が集積している。同市でもこの特色に合わせて産業振興策を展開している。既存の産業振興策を見直し、整理再編した「豊中市中小企業チャレンジ促進プラン」をこのほど策定し、2012年度から運用を始めた。

 同プランの主な取り組みである「中小企業チャレンジ支援事業」では7月にも経営セミナー、商業者向けセミナー、「モノづくりフォーラム」など産業振興セミナーを開く予定だ。また、とよなかインキュベーションセンターを6月に「とよなか起業・チャレンジセンター」へと改称した。市内起業家や事業者の支援機能を強化していく。

 

摂津市

 摂津市は中小や零細企業の立地に配慮した「企業立地等促進条例」を制定、産業活性化につなげている。延べ床面積150平方�丹幣紊料�築で奨励金を交付するなど基準を中小や零細企業の実態にあわせたのがポイントだ。

 固定資産税の2分の1相当額を奨励金として5年間交付する。今夏から市内約3700の事業所を訪問、支援制度をまとめた冊子を配布する。制度の周知徹底を図るとともに、事業所データベースのアップデートに役立てる。直接、経営者から課題や必要な支援をヒアリング、今後の振興政策に反映させるのが狙い。

 

池田市

 池田市は五月山公園や日清食品の「インスタントラーメン発明記念館」など観光資源が豊富だ。また「池田の猪買い」といった古典落語の舞台になっていることから「落語のまち池田」を掲げ、池田ブランド作りに取り組んでいる。「おたなKAIWAI」という町づくり企画では、「落語みゅーじあむ」周辺の商店が各店一品ずつ落語にちなんだ製品をそろえ、目印の看板とともに販売。現在51店が参加し、例えば落語「時うどん」にちなんだ「刻うどん」などを販売している。また毎月「おたなの日」を設け寄席を開催。5月は端午、6月は6時間耐久引札寄席など毎月テーマを設けており、7月は8日に引札寄席を開催の予定だ。

 

箕面市

 箕面市は「明治の森箕面国定公園」など緑豊かな町並みを持ち、大阪都市圏のベッドタウンとして発展してきた。「箕面川床」営業といった観光振興策や、コミュニティーバス「オレンジゆずるバス」の試験運行など、多様な活性化策が行われている。

 その一つが北大阪急行線の延伸事業。箕面市や阪急電鉄、北大阪急行電鉄らは共同で、事業化に向け基本設計と現地調査に12年度着手した。千里中央駅から北へ約2.5キロメートル延伸し、かやの中央地区に「新箕面駅(仮称)」、船場地区に「箕面船場駅(仮称)」を開設する計画。これに伴い大阪船場繊維卸商団地協同組合(大阪府箕面市)は船場地区再整備の基本計画を策定し、箕面市と連携して実現を目指す。

 

彩都の状況

 大阪府茨木市と箕面市の丘陵地に広がる国際文化公園都市「彩都」。2004年にまちびらきし、医薬品や医療機器などのバイオ分野を中心とした研究開発拠点や住宅が集まる。一部の地域が国際戦略総合特区の指定を受けたことで、企業誘致や発展に弾みがつきそうだ。
 西部地区では、開発面積313ヘクタールのうち188ヘクタールがまちびらき済み。就労者数約2500人のうち、バイオ系企業や研究機関などが集まる「彩都ライフサイエンスパーク」では、約1550人が働く。ベンチャー支援策や開発支援策、自治体の補助金、特区指定なども後押しし、誘致は順調に進む。サイエンスパークの20区画のうち、残りは2区画だ。

 開発面積63ヘクタールの中部地区も進出企業にめどがたち、6月に本格工事に着工した。イノベーション企業のほか、道路アクセスの良さから物流拠点としての注目も高い。

 また、特区を活用したバイオ分野の発展に、医薬品医療機器総合機構(PMDA)の関西への機能配置として「PMDA-WEST」の設置を目指す。承認審査や検査などの手続きを迅速化し、ドラッグラグやデバイスラグを解消。企業の競争力強化を狙う。

 他地域も含めた特区の2025年の目標は、10年比で医薬品は約4.1倍の輸出額7800億円、医療機器は約4.2倍の同2800億円。この数値達成には彩都の発展が大きなカギとなり、今後の期待が高まる。

 

 

うまいもん市 in 万博 2012

 摂津水都信用金庫、大阪彩都総合研究所(大阪府茨木市)は、北大阪の商工会議所、商工会と共同で「うまいもん市in万博2012」をホテル阪急エキスポパーク(大阪府吹田市)で5月18、19日に開いた。北大阪の飲食店らが中心に参加し、計108ブースを開設。約2万2050人の来場者が訪れ、会場はにぎわいを見せた。

 今回が初めての開催で、茨木市や吹田市など北大阪の食品業者の振興が狙い。出展内容は和菓子、洋菓子、酒、調味料、野菜、粉もんなどバラエティーに富んだ。

 当日は百貨店やスーパー23社のバイヤーも訪れ、約155件の商談が行われた。一般モニター95人による試食会も実施し、出展者の販路開拓やマーケティングの支援を行った。出展者からは「中身のある商談ができた」「モニターの意見が参考になった」といった声が聞かれた。

 豊中、吹田、茨木、高槻、池田、箕面、摂津市、島本町、豊能町、能勢町の商工会議所と商工会が共催した。

NEXT> 淀川3区工業団体トップが語る


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