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第49回 受賞者所属および役職等は受賞時のものです。
社長
古堤 裕行氏
薄板状のエアーを吹き付け、容器表面に付着した水滴や異物を取り除ける。内部構造と吐出部の形状を独自設計し、風速を高めることで、水滴除去効率を60%程度からほぼ100%に引き上げた。エアーの消費量を大幅に減らし、ランニングコストを減らせる。さらに内部構造を工夫し圧縮したエアーを吐出することで乱流の発生を防ぎ低騒音化できた。またシステム全体を変更することなく、既存のノズルから取り換えるだけで効果が得られる。
ノズル導入で従来比80%以上のエネルギーコスト削減効果がある。国内消費電力量の4%と言われるエアブローによる電力消費量を1%以上削減できると見込む。(トリーエンジニアリング=兵庫県西宮市)
発明大賞 東京都知事賞
バックスピン機構付き給紙装置及び給紙方法
(個人)塚崎 昌弘
(個人)
塚崎 昌弘氏
送りロールがない給紙装置と組み合わせ1ミリメートル以下の段ボールのシートを加工できる。円柱状のコロを逆回転した後、正回転に戻し給紙するユニットを使い、段ボールの製函機用の薄紙を1枚ずつ分離し給紙する。シートが整った状態で給紙できるため精度が向上する。さらに正回転に戻すことで紙の自重を受けず通紙が可能で、シート詰まりを防止できる。
シートの厚みに影響されず正確に1枚ずつ分離し給紙できるため、薄紙加工の際に苦労する前ゲートの隙間調整が不要で、次工程の準備を簡略化できる。(大阪市西成区)
社長
宮脇 健輔氏
工場内にある蒸気配管・機器にたまった復水を自動排出する「蒸気トラップ」で、作業時間を従来の10分の1の2―3分に縮められる。ハンドルを指で回すだけで製品内部の弁口周辺のスケール(堆積物)を除去でき、ユーザーの作業負担を減らせる。
清掃棒と本体ケースの間にシール性の高いパッキンを設置する際、さらに耐熱性の高いパッキンで挟むことで、シール性の高いパッキンを熱劣化から守る設計を考案。回転しながらスケールを削り取る清掃棒の動きを確保し、本体ケースの間からの流体漏れを防げる。(ミヤワキ=大阪市淀川区)
社長
澤田 昌浩氏
樹脂シートの巻き取り機の巻き替え作業を全自動で行える。巻き付け用の両面テープが不要。上巻と下巻の切り替え式で、ユーザーの巻き替え作業が不要になる。従来の手作業を全自動化することで、まき直しの手間や異物混入によるクレームをなくせる。さらに従来行っていたシート切断時の切傷事故や巻き付け時の巻き込まれ事故を防げる。
巻き芯は3―8インチで部品交換なしで対応。2・5ミリメートル程度の厚物シートの自動巻き付けもできる。操作の熟練度は不要。両面テープを使わないため、ロス品を再生できる。(甲南設計工業=兵庫県三木市)
発明功労賞
考案功労賞
基礎医学研究に有用な実験動物の頭部固定具
(個人)
山田 雅之氏
発明奨励賞