HOME > 第50回 受賞者
第50回 受賞者所属および役職等は受賞時のものです。

社長
佐澤 昌治氏
工作機械で使われるクーラント液(冷却液)において、磁石を利用し精密に液中のゴミを取り除く技術を開発した。クーラント液を継続使用すると細かい金属粉が増え、加工精度を下げるため、定期的に切り粉を除去する必要がある。クーラント液が流れる流路の周囲に磁石を配置し、発生した磁力で切り粉のフィルターを流路内に作り出す。 小型化し、濾過に必要なエネルギー量を抑えた。さらに定期的なメンテナンスや部品交換が不要。


開発本部本部長
井上 宏志氏
ハウス栽培での農作物の収穫量向上のため、ビニールハウス内に二酸化炭素(CO2)を供給する装置。CO2の吸着剤を準備し、大気中のCO2を吸着させた後、温かい風を送ることでCO2を脱着。植物の生育に適した1,000ppm(ppmは100万分の1)のCO2濃度になるようハウス内にCO2を供給できる。大気中のCO2を直接取り込むことで、脱炭素につながる。化石燃料を燃やしCO2を供給する従来法では、CO2の発生や夏場の廃熱が問題だった。


社長
小松 昭夫氏
クラウドを活用しスマートフォンやパソコンなどで上下水道の水位や流量などを遠隔監視や制御できる管理システム。軽量、小型で耐雷性に優れている。すでに設置されている制御盤のボックスをそのまま使うことができ、他社製品に交換用中板キットを組み込むことも可能。中身を入れ替えるだけで作業工数や工事費用を減らせる。自治体での遠隔技術研修もできる。インフラ更新時の費用を安く抑えられる。近年多発する災害復旧時に迅速な社会インフラの復旧作業につながる。


会長
岩本 典裕氏
アルミニウムを金型に注入し成形するアルミダイカスト加工で製品の品質を向上させる技術を開発した。溶けたアルミを金型の内部に充填した後、金型内部につづく通路にある加圧ピンを押し込むことで、従来の約4倍となる300メガパスカル(メガは100万)の鋳造圧力を実現。内部に発生し強度を弱める“巣”を押しつぶすことで、ダイカスト製品の品質を向上させた。溶けた金属の逆流を防ぐ機構も備える。市場には同様の装置はなく、世界初の製品という。

発明功労賞




Web3及びAIを用いた真贋鑑定証明システム
(個人)
熊谷 絵美氏



考案功労賞


低消耗で洗浄精度もアップした自動昇降式ベーパー洗浄機
(個人)
梅木 義彦氏


快適歩行と安定自立を可能にする開閉脚式1点杖
(個人)
佐藤 浩司氏






発明奨励賞



