2022国際ロボット展の歩き方
2022国際ロボット展には幅広い産業分野を支えるロボットが登場します!ロボットは大きく分けて「産業用ロボット」と「サービスロボット」があり、それぞれサイズや動き方、得意とする作業分野などが異なっています。ロボットのさまざまな関連用語から押さえておきたいキーワードをピックアップ!ものたんによるロボ展に関するつぶやきも合わせてチェックしてロボ展会場を巡ってみてください!
自動車や電機・電子機器などの製造や、食品工場において、人に代わって溶接・塗装、製品の組み立て、搬送など製造工程におけるさまざまな作業の自動化を行うロボット。重量・サイズの大きい材料を扱うことができ、高速かつ高出力で稼働する。そのため運転中の事故防止のために、作業場所に人が立ち入らないような安全柵を設置する必要があり、広いスペースが必要となる。産業用ロボットの中でも、小型かつ安全設計で柵なしで人との接近作業が行うことが可能な協働ロボットの開発・導入も進んでいる。
2022国際ロボット展では約400社の産業用ロボット・関連技術が閲覧できます!リアル会場にはたくさんの実機が展示されており、産業用ロボットの大きさ・迫力に圧倒されること間違いなし!実際にモノをつかんだり、梱包したり、搬送したり・・・製造現場での様子を体感できます!
気になるブースはここからチェック!https://irex.nikkan.co.jp/exhibitor
現在、最も普及されているタイプの産業用ロボット。多関節構造で、人間の腕の構造に近く、柔軟な動きができ自由度が高い。複雑な作業も可能で、溶接や塗装、組み立てなどのさまざまな用途で利用されている。
縦、横、高さの3方向に直交するスライド軸によって構成されるシンプルなロボット。複雑な動作はできないが高精度で制御がしやすく、製造業において組み立てや、重量物の搬送などに利用されている。
本体下部についたアームを動かして加工対象物(ワーク)の搬送や組み付けなどの作業をこなすロボット。溶接ロボットなど、各リンク機構を直列に制御して駆動する「シリアル(直列)リンク」ロボットに対し、各リンク機構を並列に動かす「パラレル(並列)リンク」タイプと呼ばれる。重いワークを取り扱うのは不得手だが、軽量物の高速ピッキング作業などで力を発揮する。食品、医薬品、化粧品などの分野で導入が進んでいる。
水平多関節型の産業用ロボット。Selective Compliance Assembly Robot Armの頭文字をとった通称。基本構造として、水平方向に動作する回転軸を3軸、上下方向に動作する1軸を備えており、平面の移動に対して高速な動作が可能。部品の押し込みや組み立てに利用されている。
清掃、警備、受付、接客などのさまざまなサービスを提供するロボット。汎用的な産業用ロボット以外のロボット全般を指すことが多い。家庭や店舗、公共施設などにおいてユーザーと近接して働くため、センサーでの周辺情報の感知や柔軟かつ丁寧な対応など、高い安全性と自律性が求められている。そのほかコミュニケーションや癒しの提供、応援ロボットなど、さまざまなエンターテインメント系のサービスロボットも開発されている。
2022国際ロボット展では約200社のサービスロボット・関連技術が閲覧できます!人型や4足歩行型ロボット、ユニークな見た目のエンターテインメント系ロボット、人工筋肉などさまざまな場面での活躍が期待されている注目のロボットが集結します!
ロボットを使用した機械システムの導入提案や設計、組み立てなどを行う事業者。ロボットの導入を検討する企業の現場課題を分析し、最適なロボットシステムを構築するために、様々な機械装置や部品などから必要なものを選別し、システムとして統合するエキスパート。
ワーク(対象物、ここでは部品)を振動させることにより、一定の方向に決まった姿勢にそろえて、次工程である組立機、包装機、検査機など、自動化システムに供給する装置。手作業に比べて作業速度と正確性が高まり、生産性向上に貢献する。
生産拠点や物流拠点内での原材料や製品といったモノの移動に関する業務のこと。マテハンの略称でよく用いられている。運搬で使用するフォークリフトやコンベア、保管で使うラックなど、物流業務を効率化する機器のことをマテハン機器と呼ぶ。
東京ビッグサイトの東3ホールに「部品供給装置ゾーン」、東5・6ホールに「ロボットSIerゾーン」、東6ホールに「マテハン・ロボットゾーン」が設けられています。自動化や省人化、効率性向上など、生産現場の最適なソリューション提案が行われます。ぜひご来場ください!
シュンク・ジャパン株式会社
Standard Robots Co., Ltd.
iCOM技研株式会社
ドイツ貿易・投資振興機関(GTAI)
NTNテクニカルサービス株式会社
IDEC株式会社
NTN株式会社
ロボット需要が世界で拡大している。日本ロボット工業会と日刊工業新聞社が米国・中国・韓国・台湾の4カ国・地域のロボット関連団体に対し実施したアンケートによると、2022年(暦年)... <続きを読む>
西3・4ホールでは国際宇宙産業展(ISIEX)が初開催された。宇宙開発事業に特化した企業と関係者が集結。月面や火星探査、人工衛星など宇宙研究・調査を促進するさまざまなロボット・技術... <続きを読む>