2022国際ロボット展の歩き方
主催者によるおすすめの会場の回り方や、注目の講演・パネルディスカッション情報などなど・・・
2022国際ロボット展の歩き方を1ページにまとめた iREX NEWS を3月9日付の日刊工業新聞にて掲載!
製造業を支えてきた産業用ロボットを中心に、ロボットは長年、私たちとともに歩んできました。人手不足や人件費高騰などの従来の課題に加え、コロナ禍において事業継続や非接触の問題が浮かび上がったことで、ロボットへの期待は一層の高まりをみせています。2022国際ロボット展では、人とロボットがこれから見据える「人に優しい社会」を会場全体で体現します。ぜひ、ご自身で新しい社会の一端に触れていただければと思います。
ロボットを導入したい、興味がある、業界研究など、ご来場の目的はさまざまだと思いますが、まずは狙いを定めず、全体を回ることをおすすめします。ロボット産業と一括りにしてもその裾野の広さ、複雑さに驚かれると思います。東1~3、4~6ホールそれぞれコの字形に巡らされたメイン通路をたどると、全体を俯瞰(ふかん)しやすいです。一見目的からは距離があるような展示からも、新たな発見が得られると思います。
東1~7の各ホールではロボットから機能部品・要素技術、システム、異業種にわたり数々の展示がなされ、それらを囲うようにロボットメーカーによる大規模展示が展開されます。
東6ホールにはマテハン・ロボットゾーンが新設されています。マテハン(マテリアルハンドリング)など物流分野は近年、ロボットによる自動化が飛躍的に行われています。ロボットの異業種への浸透を肌で感じることができ、ロボット活用の現在地を映しているとも言えます。
海外メーカーの展示はコロナ禍で前回より縮小を余儀なくされましたが、個々のブースからは技術力の高さ、技術動向を垣間見ることができます。そのほか、ロボット技術向上に大きく寄与するビジョンシステムやシミュレーションなどのロボットシミュレーション&ビジョンシステム(IRV)ゾーン、部品供給装置ゾーンなど、バラエティーに富んだ展示が凝縮されています。
東7ホールではサービスロボット関連技術が展示されています。サービスロボットはコロナ禍でより人々の期待と関心を集めるようになりました。物流や農業、警備、介護・医療など、さまざまな分野のロボットが集います。関係省庁や自治体と連携した展示も数多く、官民一体となってロボットの社会実装が進められています。ロボットとしてのIRとSRの境界線は薄れつつあります。IRゾーン目当ての方も、ぜひ体感してください。
シュンク・ジャパン株式会社
Standard Robots Co., Ltd.
iCOM技研株式会社
ドイツ貿易・投資振興機関(GTAI)
NTNテクニカルサービス株式会社
IDEC株式会社
NTN株式会社
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