2022国際ロボット展の歩き方
国際ロボット展は、1974年に初開催し、以降2年に一度の開催で、今回で24回目を迎える。前回(2019年)の出展者数は637社・団体、出展小間数は3,060 小間の過去最大規模となり、海外出展者は16カ国、95社・団体に増加。総来場者数は14万人を超え、64カ国から約7,000人の海外来場者が訪れる“世界最大規模のロボット専門展”として高く評価されている。
「2022国際ロボット展」は、「ロボットがつなぐ人に優しい社会」をテーマに、人とロボットが共存・協働する社会を目指して開催。会期中は、国内外より最先端のロボットが展示されるほか、AI、ICT、要素技術などロボットに関わる高度な技術が一堂に展示される。
また、今年はハイブリッド展(オンライン会場+リアル会場)として開催される。
産業用ロボットは、従来の自動車や半導体業界での利用から、食品、物流、医薬分野への導入が拡大し、ロボットによる自動化と生産性の向上が加速している。今回より、「部品供給装置ゾーン」「マテハン・ロボットゾーン」を新設し、パーツフィーダの最新技術や物流現場で活躍するロボットを展示する。そのほか、コロナ禍でも活躍する協働ロボットや DX 及びデジタルツインに関わるロボットやソリューションの展示もある。
サービスロボットゾーンでは、介護・福祉、インフラ・災害対応、教育、食品など社会で活躍する最新のロボットを展示する。NEDO ブースでは、開発を進める最新のロボットやドローンの展示の他、農林水産省ブースでは、スマート農業に関わるロボットの合同展示を行う。また、2021 年に開催された「World Robot Summit(WRS)」(主催:経済産業省、NEDO)の企画エリアでは、競技会に参加した優秀チームによる競技デモや操作体験を行う。
西 3、4 ホールでは、一般の来場者に人気の「つくる☆さわれる国際ロボット展」を拡大し、最新モビリティの試乗体験のほか、最終日には複数のロボット競技会を開催する。その他、ISIEX 国際宇宙産業展、KOKOKARA Fair、グッドファクトリーショップなど、複数の展示を同時開催する。
国際ロボット展のオンライン展示会「iREX ONLINE」を開催。インターネットの利点を活かし、リアル会場の会期中はもちろん、会期前後でもオンライン出展者の Web 展示やウェビナー配信など、どこからでも 24 時間アクセス可能。オンライン会場のみの出展者・講演もあり、見どころ満載となっている。
iREX ONLINE ⇒ https://irex.nikkan.co.jp/
シュンク・ジャパン株式会社
Standard Robots Co., Ltd.
iCOM技研株式会社
ドイツ貿易・投資振興機関(GTAI)
NTNテクニカルサービス株式会社
IDEC株式会社
NTN株式会社
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